３２話 ページ33
私が頭まで布団を被り、布団の中でう"〜〜〜ん、と唸っていると、カララ…と保健室の扉が開く音が聞こえた。
どうか勝己じゃありませんように…と祈りながらベッドのカーテンの隙間から外を除くと、
｢わっ！？Aちゃん、そんな所に立って何してるの…？｣
｢い"………い"ずぐ…………｣
｢…何かあった？｣
保健室にやって来たのは出久だった。
出久は"ちゃんと寝てなきゃダメじゃないか"と少し怒りながら、私を強制的にベッドに寝かせた。
出久力つよ…いつの間にそんなに強くなったんだろう…とか思ったのは内緒だ。僕もちゃんと男の子だよって怒られちゃうから。
｢メシア…私知恵熱なんだって。｣
｢…うん？めしあって誰のこと…？｣
｢ごめん間違えた、出久。私知恵熱なんだって…｣
｢僕のことだったんだ…えっ、知恵熱！？Aちゃん何か悩みあるの…？僕で良かったら聞くよ…？｣
｢…メシア………………｣
｢それ僕のことなの…？｣
｢……ごめん間違えた…｣
茶番してる場合じゃないよ、出久がこんなに真剣に心配してくれてるのに。熱のせいで頭おかしくなっちゃったのかな……心の声がダダ漏れだよ…しっかりして、私の頭。
そうは言っても、さっきの勝己がフラッシュバックしてしまって、どうにもまともな状態ではない。熱は全然引いてくれないし、激しい頭痛も健在。
このまま溜め込んでおくのはどうやら無理な感じがしたから、ほんの少しだけ、出久を頼らせてもらうことにした。
｢…ねぇ出久。｣
｢うん？｣
｢恋って、何が恋だと思う？｣
｢エッ、ぼ、ぼぼぼぼ僕に聞かれてもあんまり参考になるようなこと言えないよ…でもAちゃん、小学校の頃とか好きな男の子いなかったっけ？｣
｢いた、小学校6年生のとき。隣のクラスの中川くん。｣
｢じゃあその時の中川くんに対しての気持ちを参考にしたりとか…｣
｢…わかんない。｣
｢…う〜ん……｣
｢勝己に対してだと、途端にわからなくなる。｣
｢Aちゃん……｣
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レルル - あ、すんません196って2乗でした死んできます (2018年7月31日 8時) (
レス) id: dcaaa97ec7 (このIDを非表示/違反報告)
レルル - 4の4乗は196ですよ〜。 (2018年7月31日 7時) (レス) id: dcaaa97ec7 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - ニッシー(=´∀｀)さん» コメントありがとうございます、楽しんでいただけて私も嬉しい限りです、今後も楽しんでもらえるように更新頑張らせていただきます…！ (2018年6月25日 17時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
ニッシー(=´∀｀) - 楽しい！ (2018年6月22日 21時) (レス) id: e4fd1957c8 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» 迷惑だなんて、そんなわけないです。私の書く作品を好きだと言ってくれて、その上リクエストをくれるなんて、全てのお言葉が嬉しかったです。応援もありがとうございます、コナさんの、そのお言葉一つ一つが励みになってます、今後も頑張らせていただきます…！ (2018年6月17日 0時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月12日 10時
