１５話 ページ16
隣をチラリと見ると、ずぞぞ…っと蕎麦を啜って食べてる勝己。いや、あんたも私と同じにしたんかい。
ツッコミたくなったけどそこはグッと言葉を飲み込む。昨日も同じだったし、お揃いが好きなの？なんて言ったら頭ぶん殴られるんだろうな…
｢山葵辛くないの？そんなに入れて…｣
｢こんくらい普通だろ。｣
｢いやどっからどう見ても普通じゃないんですけど…なんなのその山葵の山…私、山葵無理派だからそんなに食べたら絶対口が死ぬ…｣
｢ハッ、お子様味覚。｣
｢…ソウデスネ。｣
山葵辛くないの？とかいう愚問を勝己に問いかけたりした私が馬鹿だった。勝己は辛いものが好きなんだからそりゃあ平気でしょうよ…
山葵が無理な私は山葵だけをを綺麗に取り除こうと箸を動かしていた、すると勝己が私のお皿から山葵をスっと取っていった。
｢え｣
｢あ"？｣
｢な、何でもない…｣
取ってくれるんだ。山葵。
勝己こういう所は優しいんだな……いや待てよ、勝己は辛いのが好きなんだから私のところから取っただけ？いやでも取ってくれたのは代わりないし…
やめた、考えるのはやめよう。山葵を取ってくれた勝己は優しい男の子。それでいい。…常に優しかったら100点なんだけどね…常に優しかったらそれはそれで怖いけど…
ーーーー…
放課後、私は相変わらずノートにゴリゴリと授業内容を書き込んでいた。勝己は予鈴が鳴ってすぐに私の所に来なかった為、今がチャンスだとばかりに急いで書き込む。
遠くの方で切島くんと勝己が何やら言い合っている…と言うより勝己が一方的に切島くんのことを罵っているのが聞こえるけど、それは私の幻聴…ということにしておこう。
｢爆豪ー、帰り上鳴達と遊び行かね？｣
｢行かねーってさっきから言ってんだろーがこのクソ髪！！｣
ごめんなさい切島くん。
私は静かに心の中で懺悔した。
｢Aちゃん、それ今日の授業内容のメモ？｣
｢うん、そうだよー。｣
｢…あ、ここ、間違ってる。｣
｢えっ、どこ！？｣
ひたすら書き綴っていると、私の所へ出久がやってきて、間違ってる場所をここだよ、と指で指して教えてくれた。
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レルル - あ、すんません196って2乗でした死んできます (2018年7月31日 8時) (
レス) id: dcaaa97ec7 (このIDを非表示/違反報告)
レルル - 4の4乗は196ですよ〜。 (2018年7月31日 7時) (レス) id: dcaaa97ec7 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - ニッシー(=´∀｀)さん» コメントありがとうございます、楽しんでいただけて私も嬉しい限りです、今後も楽しんでもらえるように更新頑張らせていただきます…！ (2018年6月25日 17時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
ニッシー(=´∀｀) - 楽しい！ (2018年6月22日 21時) (レス) id: e4fd1957c8 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - コナさん» 迷惑だなんて、そんなわけないです。私の書く作品を好きだと言ってくれて、その上リクエストをくれるなんて、全てのお言葉が嬉しかったです。応援もありがとうございます、コナさんの、そのお言葉一つ一つが励みになってます、今後も頑張らせていただきます…！ (2018年6月17日 0時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月12日 10時
