第40話 ページ41
ーーーー…
｢今日は授業内容を進める前に小テストをします。｣
A組にて私がそう言うと教室内がザワつき、上鳴くん、切島くん辺りから｢うわー、マジかよー｣というような声が聞こえた。
抜き打ちテストをすることになってしまったことに若干の罪悪感を抱えながら、テスト用紙を配っていく。
出久は何やらブツブツ言いながら考え込んでる、恐らく最近の授業内容を思い出してるんだろう。
｢エクトプラズム先生のご指示の元、少しだけ難しくしてあります。範囲はここ二週間の授業内容になっていますので＿…｣
軽い説明を挟みながら、テストについて考えていた。
抜き打ちだから前もって復習しておくことが出来てないわけだし、本来のテストの時よりは順位も少し前後するとは思う。…でもやっぱり一位は八百万さんかな。二位は誰だろう、何でも卒なくこなせる爆豪くんか、それとも普段から努力してる飯田くんや弟の出久か、それとも轟くんか…
テストの結果を予想するのも、少し楽しかった。
ーーーー…
｢お疲れ様です、では少しだけテストの内容の復習を挟みますね。テストは明日の授業にて返却します。｣
テストを回収し終えた後、残りの時間でテストの復習を挟み、一限目の数学の授業は終了した。
落胆する人、不安げな人、A組のクラス内のみんなの様子は様々だったけれど、轟くんの表情は一切変わってなかった。余裕…だったのかな、むしろ逆…？
予想をしてみても分かるはずもなく、二限目の授業に影響を出さないようにする為手早く教材をまとめ、教室を出る。
｢サンライター先生、一つ質問をしてもよろしいですか？｣
｢八百万さん、どうかした？｣
｢さっきの小テストのことですけれど、三番目の問題の答えが知りたくて…｣
｢成程、三番目の答え…ちょっと待ってね。｣
教室を出てすぐに八百万さんに声をかけられた。
扉の所に立ったままでいると他の人たちの迷惑になるから、廊下の端に寄り、さっきの小テストの答えのプリントを探す。
流石八百万さん、分からない所や怪しい所はすぐに聞いて解決していくんだ。それが彼女の頭脳明晰な理由の一つなのだろう。
｢答えは"11"だね。｣
｢良かった、合ってましたわ。先生、ありがとうございます。｣
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名取(プロフ) - 漱さん» コメントありがとうございます、作品のことを好きだと言ってもらえてとても嬉しいです。今後も楽しんで貰えるようにコツコツ更新頑張ります！ (2018年6月7日 13時) (
レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
漱(プロフ) - あーーーーすごく好きです！！！！更新頑張ってください！！ (2018年6月6日 23時) (レス) id: a1b019c15f (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - ミクさん» コメントとっても励みになります、本当にありがとうございます。楽しんでもらえるように、これからも更新頑張りますね…！ (2018年6月4日 2時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 続きがとても気になります！更新頑張って下さい！ (2018年6月3日 7時) (レス) id: 38ae65cfeb (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - 凜花さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます、コメントとても励みになります、これからも更新コツコツ頑張ります…！ (2018年6月2日 1時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年6月1日 20時
