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アスタ「ふんぬぐぐぐぐぐぐ!!!!」
アスタは箒に跨ってはいるものの、
体を反らせているだけで全く浮く気配がない。
「どういう事だ?どんなにセンスが無くても少し浮くぐらいなら誰でも出来るはずだが」
ちなみにAは呪術で箒に乗っている。
これくらい簡単なので、アスタの様子を面白がりながら見た。
(たしかにアスタ君は魔力はない。魔力がない、だけだ)
Aは密かに思いながら、次々と試験をこなした。
最終試験は、二体一らしい。
おそらくこれが最重要試験だろう。
「ねぇ、君」
「ん?」
「この、貴族様が貴様のような下民を相手にしてあげるよ
感謝するように」
「じゃ、よろしくね」
「……まぁ、いいだろう。すぐにお前も貴族にひれ伏せるさ」
(めんどくさい)
そしてAはアスタの次に戦うことになり、前に出る。
___「あいつ、魔導書使わないのか?」
___「というか包帯?」
___「格好黒…」
色々と声が聞こえるがAはお構いなしに前に進んだ。
「よろしくねぇ」
「ふん、では行くぞ!炎魔法!」
目の前には炎の球が何個も飛んでくる。
そしてAは何もせずにそのまま立ちすくんだ。
「はははっ!どうだ下民!これで貴族の力がわかったか!
大したことなかったな!」
煙で見えないが、炎は確実に当たったようだ。
貴族の方は高笑いする。
が。
「誰が………大したことないって?」
「…な!確実に当たったはずだ!」
「地面には当たったね、でもわたしには一個も当たっていないよ?」
「そ、そんな!そんなはずはない!もう一度!炎魔法」
炎魔法は全てAの力で、貴族の元へと帰っていった。
「…そんな君にわたしからも攻撃をあげよう。
空閑操作__留置」
Aが指を弾くと、無数の光る物体が
ものすごい速さで貴族に襲いかかった。
その威力に会場が揺れ、地面に穴がボコボコと空く。
「ひぃぃっ!た、助けてくれぇぇ!」
「魔法騎士団になりたいエリートの貴族さんが助け?
それは又口のうまい話だね」
「や、やめてくれ死んでしまう!」
「たしかに、ジサツなら痛くないものがいいね。
わかるよ」
そしてAは攻撃を止める
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作者名:アララモード | 作成日時:2021年4月30日 23時