1 あやしくない ページ3
穏やかな波
眩しい日光
人々の笑い声
明るい明るい部屋の光
自分には無関係な世界がすぐ目の前に広がっている
Aはそこから疑問に思い、そして
「ここはどこか」と言うところまで思考がたどり着いた
(だれかに聞いて見るのが正解なのか…)
命令しか聞いたことのないAは、何をすればいいのか全くわからなかった
Aにとっては、12の子供が知らない島にポツンと取り残されたのと一緒
頼れる人も何にもない
しかも血のついたボロボロの自分など誰も気味悪がって近寄らないだろう
(……格好からして外国の方々？)
クローバー王国は階級で身分の決まる階級制
しかもそれに “魔力” がついていくる
それはどれだけ抗おうが乗り越えられない壁である
……しかし
そんなことを気にせず夢見る男が二人いた
？ 「えぇぇ？！女の子が海にいるぅぅ！」
？ 「うるさいぞアスタ…ったく、おつかいの度に海によるなよ…」
(‥なんだ？黒い髪…銀色の髪…しかも同い年ぐらいの子供…)
周りはAを見ても近づかない中、彼れはびくともせずに近づいてくる
(…あやしくは……ない？)
今まで何人もの敵軍に会ってきたAは自然と
「この人は怪しくない」などが本能的にわかるようになっていた
いわゆる「戦い慣れ」と言うものだ
(……助けてください…いや、日の国への帰り方を聞くのが正解か？…)
うーんと頭を捻って考えるAを見たユノは
大きな疑問をAに持った
ユノ (…今まで捨て子は何度も見たことはある
でもこいつの魔力は異常だ…。王族、どうかすると王族以上だ
何者だこいつ…)
でも血がついた服とボロボロの少女を見て何にもしないわけにもいかない
アスタは魔力感知ができないから何にも警戒せずに近寄る
アスタ 「なぁお前！捨て子か？」
ﾋﾞｸｯ
A
なんにも話さずにいると
アスタはAが怪我していることに気がつき
アスタ 「怪我してる！とにかく教会に連れて行って、シスターに治療してもらわなきゃ！！」
ユノ 「…そうだな…休めてから話してもらったほうがいいな」
話を勝手にすすめていく少年たちにAは抗うことができずに
そのまま教会へと連れて行かれた
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緋凰 - はじめまして!ヴァイオレット・エヴァガーデン!!!とってもいい話ですよね!!ブラッククローバーとの絡みすごく引き込まれます!これから夢主さんはどうなっていくのでしょうか?ギルベルト少佐に会えるのでしょうか?続きとっても楽しみにしています!更新頑張ってください!! (2020年10月24日 0時) (
レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
HIKARU(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年9月22日 15時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
ミノル - 面白いですっ！！今後も楽しみにしています！ 銀翼との絡みを入れて欲しいですー！ (2020年9月1日 14時) (レス) id: 6c7edba7fd (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ。ノゼルもでてきていいね。 (2020年9月1日 12時) (レス) id: 69e1ca2605 (このIDを非表示/違反報告)
アキノ - 表現が上手くて凄いです！更新頑張ってください！ (2020年8月31日 1時) (レス) id: 3413745361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルク | 作成日時：2020年8月30日 20時
