2 魔法が解けたシンデレラ ページ19
Aは全団挙手だった
当たり前のように上がっているが
これはまずありえないことと等しい
王族シルヴァ家のノゼルや、エリートを集める金色のウィリアム
そして熱血なフエゴレオン
全ての団長達を魅力した少女が
選ぶ団……………
A 「………」
静かに上を見つめる
その瞳の綺麗さに、副団長や団長達も見つめる
そして綺麗な声を喉から出す
A 「…黒の暴牛で、お願い致します」
その瞬間、大きな叫び声が後ろから聞こえた
うるさいと、Aは思ったが、この選択に驚かれたようだ
「…あのお方が！あの野蛮な団に？！」
「なんつーもったいないことをしてんだ！」
「おい！考え直せ！金色に入れ！」
「そうよ！こんな機会はもう二度とないわ！」
その会話にはこんな声も
「…下民だし仕方ねぇな」
「…黒の暴牛がお似合いじゃねぇの？」
「魔法が解けたシンデレラって感じ…」
しかしそれを止めたのは…
パッション 「やめなさい」
それで場が静まり返る
パッション 「Aさんが選んだ団です。
部外者が口を出していいものではありません
彼女が信じ、考えた末の結果です
何も言わず、見つめるのがここに立つ受験生としての役目でしょう」
キッパリと迷いのない目で言い放ったのは
パッション・ノウゼンカズラだ
赤い瞳を輝かせ、Aを庇ってくれたのだ
パッション 「…お続きになられてください
ウィリアム団長」
それにウィリアム団長は深い笑みを彼女に落とし
そしてAは黒の暴牛へと入ったのだった
ユノ 金色の夜明け
A／アスタ 黒の暴牛
Aは軽い足取りで黒の暴牛の団長の方へと向かう
すると
それを止める人物が
A 「………銀翼の大鷲団、団長、ノゼル・シルヴァ様…」
そこには、険しい視線を放つノゼルがいた
ノゼルがAに挙手し、 “下民” でもとあげた手を彼女は選ばなかったのだ
それに不信感を抱いたのだろう
ノゼルは口を開く
ノゼル 「…下民でありながら、全団挙手を為し得たはず
なぜ異邦人の団など選ぶ」
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緋凰 - はじめまして!ヴァイオレット・エヴァガーデン!!!とってもいい話ですよね!!ブラッククローバーとの絡みすごく引き込まれます!これから夢主さんはどうなっていくのでしょうか?ギルベルト少佐に会えるのでしょうか?続きとっても楽しみにしています!更新頑張ってください!! (2020年10月24日 0時) (
レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
HIKARU(プロフ) - 面白すぎます！応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年9月22日 15時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
ミノル - 面白いですっ！！今後も楽しみにしています！ 銀翼との絡みを入れて欲しいですー！ (2020年9月1日 14時) (レス) id: 6c7edba7fd (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ。ノゼルもでてきていいね。 (2020年9月1日 12時) (レス) id: 69e1ca2605 (このIDを非表示/違反報告)
アキノ - 表現が上手くて凄いです！更新頑張ってください！ (2020年8月31日 1時) (レス) id: 3413745361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルク | 作成日時：2020年8月30日 20時
