まねきねこ ページ8
生徒「なっなんだよあれ!?」
巨大なねこはギラリと目を光らせて、私達をじっと見つめている。
その時、いちかの足元にバスケットボールぐらいの鈴がカランと音を立てて転がってきた。
いちか「これ…これをあの猫の首輪に入れるんじゃない!?」
そう言って猫の首輪についているバスケットゴールを指差した。
鈴にはだるまの時と同じタイマーがついていた。
その時、静止していたまねきねこの顔がバネのようにとこちらに向かって伸びてきた。
ビヨーンっ
「はむっ!」
そして私のすぐ隣の奴を、食べた。
『……っえ!!?』
生徒「え…ぁ…うわぁぁぁぁ!!誰かたすけ…」
生徒「きゃあぁぁぁァァぁぁぁっ!!!」
あまりにも突然でみんな散らばって逃げる。
1匹目を食べたねこは、次の奴を襲おうとグルンと方向転換をはじめた。
目の前にいた奴は容赦なく踏み潰され、近くにいた奴は次々に食われていった。
…でも、あれ…?
生徒「いやだあぁァぁぁ!誰かたすけてぇぇえ!!」
ほら、まただ。
もしかして、このねこは…
わたしは近くにいた高畑君のところへ走った。
高畑君も「あの事」に気づいたのか、じっとねこを見ている。
『高畑君…!あのねこって、もしかしてさ…』
高畑「あぁ、そのもしかしてだ。おい!みんな!!」
逃げ惑う人達に向かって叫ぶ。
高畑「あいつは、あのねこは!俺たちを目で見て判断しているんだ!つまり、その着ぐるみを着ているとねこに襲われる!」
生徒「はっ…はあ!?なんだよそれ!?」
そう思う内に、ねこは私達に迫ってくる。
高畑「いいから早く脱げ!襲われるぞ!」
生徒「うっ…うわぁぁぁぁはやく脱がせろぉ!」
生徒「はやく!こっちも!」
そうして着ぐるみは投げ捨てられ、ねずみは1匹もいなくなった。
ねこは何もできず、その場で静止した。
生徒「おっ…おい生徒会長!どーゆー事だよ!?お前が着ろっつったせいで何人が死んだと思ってんだ!!」
生徒会長「しっ…仕方ないだろ!?まさかこれが罠なんて知らなかったんだ!」
生徒「知らないで済むのかよ!あ!?」
でもよかった…たくさんの犠牲は出てしまったけど、
これでもうこんな目には…((ビヨーン…はむっ!))
「「「………え?」」」
『…なっ…なん…で…?』
ねこが…
人間を食べた。
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百鬼夜行破壊 - マジで最高!書いてくださりありがとうございます! (2020年6月6日 5時) (レス) id: 05b29fdc85 (このIDを非表示/違反報告)
冷凍みかん(プロフ) - すっごく面白かったです!!続編っていうか、、神さまの言うとおり弐も見たいです…!! (2019年3月30日 22時) (レス) id: 8acbcb59d3 (このIDを非表示/違反報告)
三葉 - ラミさん» ありがとうございます!自分でもまた書きたいのですが…泣(本編がでないから短編とかやってみたいなぁなんても思ったりして…f^_^;)) (2015年7月24日 22時) (レス) id: 7d9f1dee17 (このIDを非表示/違反報告)
ラミ - 天谷くんかっこいい!!!すごくおもしろかったです!次回作楽しみにしています。 (2015年7月22日 23時) (レス) id: 2884d33193 (このIDを非表示/違反報告)
姫香(プロフ) - あら〜^ (2015年7月2日 19時) (携帯から) (レス) id: e11717b2be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三葉 | 作成日時:2014年12月19日 22時