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‪𓆩︎.2 再会 ページ4

『嘘………貴方、は?………B様』


私は構えた斧をそっと下ろす

そこには私の知っているB様とは真逆の真黒な姿だがB様を想起させるには十分な何かがあった。


?「………貴方、今何と言いました?」


彼も“B様”と言う呼び掛けに反応した様だ


ブ「オレちゃんの名前は“ブラック”
その名前は……。貴方は一体?」


彼は自分の名を名乗り、ふむと考える様に顎に手を当てた


『わ、私は!Aです、A!えと、も、元天使の…!』

ブ「…Aさん…。あぁ!思い出しました。
確か最後までB派に加担していた天使さんですね!貴方の様な天使が何故こんな所に?」


ブラックはBの話を他人事の様にあしらい、私に質問する


『話すと長くなりますが。…B様が居なくなって…天界も変わって……』


あまり思い出したく無い記憶が遮り口篭る


『ま、色々あって堕ちてきました!B様、貴方と同じ様にぃ……んぐッ!』

ブ「先程からその名前で呼ばないで下さい。
オレちゃんの名前はブラックです。」


何度もB様と呼んでいるせいか、少し怒ったように私の唇に人差し指を当てる。


『す、すみません…。Bぃ、ブラック様?』


言い間違えそうになった為、コホンと咳払いをして言い直す


ブ「貴方に何があったかは分かりませんが堕ちて来たという事はそれなりの理由があったのでしょう。オレちゃんが居なくなってから天界の皆さんには迷惑を掛けましたね」

『迷惑だなんて、そんな!!勝手に私が』


体を大袈裟に揺らしながらブラック様は悪くないと表現する


ブ「カカッ、お疲れ様でしたAさん。」


ブラックの手が優しく私の頭を撫でる


『………ッッッ!!!』


やっと会えた安堵感か、または単純に人の温もりが嬉しかったのか、表情を見られる訳にはいかず涙を堪えた。

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桜都葉(プロフ) - オススメに載っていたので、そこから飛んできました!とても面白くて読みやすかったです!夢主ちゃんとブラック様のやり取りや、夢主ちゃんの性格がとても楽しくて素敵でした!更新楽しみにしてます!頑張ってください!! (8月2日 0時) (レス) @page7 id: 16abf5aa00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナタデぽぽ | 作成日時:2023年6月21日 11時

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