【ブラックチャンネル】悪魔の気を惹きたい！

‪𓆩︎.‬1話 ページ3

魔界に堕ちて約半年…。


私はB様に会いたくてここに来たはずなのに…


『手掛かり無いわ、魔獣としか殺り合ってないわ！これからどうしたらいいの〜！？』


荒れ果てた荒野、周りにはマグマの川、沢山の魔獣が漂う中、嘆きの声が響く


『仕方ない…今日も情報集め始めるとしますか！そこの弱そうな悪魔さ〜ん！人探してるんだけど…？』


「誰が雑魚そうだぁ！？やんのかァァ゛？」

『えいっ！ビリビリ攻撃』



ズギャァーーーーーーン！！！！！



ビリビリと言うには程遠い強烈な電撃が落ちる


『やべ…またやっちゃった…』


天使は基本、魔界の住人と比べ力は弱く生き抜くのは困難…なはずだが…


『何だか最近、魔力が高まってる気がするんだよね？やっぱり悪魔になりつつあるのかな？』


別に悪魔になる事に悔いは無い。天使のままの方が苦痛だったから。


『ま、良いや！折角の強さ。使ってかないと勿体ないよね！』


大きく手を広げ大きな斧を出現させる。

背後に人間サイズであれば一口で飲み込まれてしまう様な大きな魔獣が現れた


『あんたの首！一太刀させて貰うよ！』


首目掛けて斧を振り落とした瞬間
キィィンと刃と刃がぶつかり合う金属音が響き渡った


？「この魔獣さんを倒されちゃうのは困ります、
動画撮影に出て貰うので」

『あ゛?そんなの知った事じゃないんだけど、邪魔しないでくれる？』


体制を整え、何処からか急に現れた全身黒ずくめの彼から距離を取る。

炎のように逆立つ髪、ニヤリと怪しげな表情
右半分の顔を隠したその姿は何処か懐かしい様な…


『B………………さま…？？』

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