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Aside
その後、電車に乗って何事もなく家に帰ってきた。
最後のお別れをする時は、思わず涙が零れそうになったけどその後は平気だった。
私にとって那須くんってなんだったんだろ。
お別れなのに涙も出ないなんて、その程度の人だったのかな……。
少しぼーっとしていると鳴り響くスマホの音。
高橋優斗と表示されたスマホを耳にあてる。
A「もしもし……」
優斗「ちゃんと帰れたか？」
A「……うん。」
優斗「俺、あの後思い出したんだけどAと藤井って会ったことあったよね。」
A「あったみたい。」
優斗「藤井になんか言われたか？」
A「なーんにも言われてないよ。」
大事なことを私に教えてくれただけ。
優斗「そっか……。まあくれぐれも作ちゃんにはバレないように！あとは、瑞稀くんとガリさんに見つかっても絶対怒られるし、橋本くんは口軽いから絶対言っちゃだめだからね！」
A「そんなに言わなくても、もう大丈夫だよ笑笑」
優斗「え？」
A「もう会わないから。美少年にも那須くんにも。」
「やっぱなんかあったのか！」なんて驚くゆうぴに「ごめん、宅配便きたからまた！」なんて嘘をついて電話を切り、ベットに倒れ込む。
自分の口からもう会わないなんていうと、一緒に勉強したこととか、電車に乗ったこととかが一気に蘇ってくる。
なんだ、やっぱり大事な人だったんじゃん……。
少し深呼吸をして、笑いながら目を擦った。
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森野なつめ - はるかさん» そう言っていただけてすごく嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月9日 17時) (
レス) id: 0428c1710c (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 今まで読んできた作品の中で1番面白いです！ 更新楽しみにしてます！ (2020年3月9日 15時) (レス) id: ac3147866c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森野なつめ | 作成日時：2020年2月20日 22時
