歳下なんてタイプじゃない。 (ページ9)

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Type 9 ページ9

雄登side

「なあ、1回話した事あるんじゃなかったっけ？Aと」

『ああ、はい』

「あれは全く知りませんの反応だったぞ！」

『ううっ』

放課後帰っていると直樹先輩に捕まって一緒に帰ろって言われ一緒に帰ってる。

「今日の一緒に自主練してる時に聞かれたんだよ。那須くんってどんな子って」

『マジですか！先輩！』

佐藤先輩が少しでも俺の事興味示してくれてるなんて.....！！

「おう。雄登が時期エースってこと知らなくて凄い驚いてた」

『まあ、それは仕方ないですよ～俺の事覚えてるとか言ってました？』

「や。実はさ..........」

話しにくそうに直樹先輩がしだす。

『何ですか？先輩』

「俺もあんまり気にかけてはなかったんだけど、Aは歳下に興味ないらしい。分からないけど、愛莉から前に聞いたんだけど、歳下が彼氏なんて有り得ないだって」

俺は抜け落ちそうになった。
嘘だろ、嘘だろ。

先輩がそんな訳............。

『先輩、それホントですか..........？』

「歳下に興味ないのはホント。バスケ部位しか興味無いらしいし。推測でいくと多分歳下は恋愛対象じゃないと思う。飛貴に聞いてみれば？」

『え？飛貴ですか？』

「アイツバレー部の佐竹と付き合ってるだろ？アイツら同じクラスでいっつも一緒にいるから飛貴に頼んで彼女から聞き出してもらえば？佐竹、飛貴にゾッコンだから」

あ！その手があったか！
飛貴か！飛貴！

『直樹先輩ありがとうございます！聞いてみます！』

「雄登、せっかくの機会なんだからちゃんとアピールするんだぞ？好きなんだろ？Aの事」

直樹先輩にはいいなって可愛いって思ってる事位しか話してないから。

『分かります？』

「や、バレバレだから！ライバルが居ないことを俺は祈るよ」

『ありがとうございます！直樹先輩！』

絶対体育祭が終わる頃にはA先輩と付き合ってやる！