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Type 33 ページ33
楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
「先輩、送っていきます」
『いいよ、そんな』
「送らせてください。俺だって男ですから」
『ありがとう』
男だなんて知ってるよ。
背伸びしてるみたいに思わないよ。
那須くんと一緒にいたいから。
那須くんと家の近くまで一緒に歩く。
楽しく話しながら
「ホントに涼先輩の家近いんですね」
私の家に着くすこし前那須くんが言う。
『ああ、ホントに近いでしょ？』
「ねえ、A先輩。涼先輩の事好きなんですか？」
そんな事聞くなんて思ってもみなくて。
『え？何でそんな事聞くの？』
「先輩の事が好きだからです。言わなくても分かってるかもしれないけど。好きだから気になるんです」
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作者名：きい
| 作成日時：2017年10月4日 8時
