歳下なんてタイプじゃない。 (ページ28)

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Type 28 ページ28

Aside

「どーしたー？溜息なんかついて。なんかあったかー？」

『那須くんにデート誘われて、涼に告られた』

「はあ！？えっ！マジで！！！俺、涼から聞いてないんだけど！色々ありすぎてなあくん頭ついてかないわ」

『昨日の今日だからさ。あれから気まづいままで涼もすぐ帰っちゃったし。私、どうしたらいいのか分からなくて』

「まあそうなるよね」

『ねえ、直樹はいつから知ってたの？』

いつから涼は私にそんな感情を抱いていたんだろう？
私、全然気づかなかった。

「俺はずっと知ってたよ。涼の事も雄登の事も」

『那須くん......？』

どうして那須くんが出てくるの。

「那須の事も男として見てやってくれないかな？歳下だけど。アイツはあの日からずっとAの背中を追いかけてるから」

『どういうこと？』

あの日からずっとって.............

「とにかく那須とちゃんとデートしてやれよ。いいな～なあくんもモテたい！女子にモテたい！！」

『そんな事言ってるから彼女から別れ告げられたんでしょ』

「ちげーし！！別れたいって言ったのなあくん！」

『はいはい。直樹、迷惑かけるかもしれないけどごめんね』

「いいよ、俺はAが幸せになってくれるならそれで」