Type 18 ページ18
Aside
何故こんな時に涼来るの！？
私、ただの恥さらし。
「仲、いいんですね」
『え？あ、涼ね。ただの腐れ縁なだけなんだけど』
「なんか俺には入っていけないような感じしました。2人だけの空間っていうか。俺にはあんな女の幼なじみいないから羨ましいです」
『そうなんだ！んーでもそんないいものでもないけどな〜？』
そのせいで男逃した事あるし。
涼のせいで海人先輩と付き合えなくなったのは本当に恨んでる。
「先輩、何か欲しい物ありますか？」
そう言って那須くんが指さしたのは射的
『あ！これ欲しい！』
「よし、取れるか分からないけどやってみます！飛貴、佐竹先輩ここ寄っていいですか？」
あ、浮所くんと美香の存在忘れてた。
なんかすっかり二人の世界だから。
「あ！いいよ！行こっか！」
「やった！俺も行きたいって思ってたんだ！」
わいわいとお金を払って
「先輩が欲しいのこれ？」
『うん。那須くんはどれが欲しい？』
「えっと、俺は.....でも、A先輩が欲しいの狙います」
この子、やっぱり欲しいのありそう。
『私が取るよ。那須くんが欲しいの。だから交換ね』
先輩を舐めるなよ、後輩くん。
「でも、これで俺が欲しいの取れなかったら先輩が.....『私、得意なの。射的。バスケと同じような定理』
取れちゃうんだよな。
普通は男がサポートしてとかだけど。
私、多分これが可愛くないんだよな。
「得意なんですか！えっと、じゃあ俺これが欲しいです」
『よし、バトミントンね。了解』
私はそこ目がけて撃つ
大口言ったけど、ホンマに取れるんかいな？
ほぼ運ってぶぶんもなくはないけど。
「先輩、頑張ってください」
横でそう言う那須くん。
なんだか出来る気がしてきて。
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作者名：きい
| 作成日時：2017年10月4日 8時
