歳下なんてタイプじゃない。 (ページ17)

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Type 17 ページ17

雄登side

もう、今のこの状況泣いていい？

嬉しすぎる。

飛貴達と一緒に回ってはいるけど、ほぼ佐藤先輩とばっかり話せている。

ホントに可愛いし、好きがドンドン積もっていきそう。

「あ、佐竹にAじゃん！え、Aお前......」

楽しく歩いていると出くわしてしまった

「涼先輩！俺の事無視しないでくださいよ！直樹先輩も触れてくれてもよくない？俺と雄登に」

「お前らに触れてる暇ないんだわー小学校の頃から知ってるけど」

「A、お前那須くんとそんなに仲良かったっけ？全然関心なさそうにしてたのに」

「そんな事ないよ。これから仲良くなるんだから！美香に誘われたの！」

「あっそっか。今日は珍しーく可愛いな！何？浴衣マジックか」

そう言って涼先輩は佐藤先輩の頭に手を置く。

「失礼だなぁ～ホント～」

「ま、今日はホントに可愛いからな？来週の地区のお祭りこれ来てこいよ？」

そう言って佐藤先輩ではなく、俺の方を見て勝ち誇ったようにニヤッと微笑んだ先輩。

まさか、涼先輩って............

「やだよ！普通の服着るし！なんか涼と一緒に行くみたいじゃない！」

「何言ってんだよ。毎年かき氷食べたいって言って付いて来てって家に来るの誰だよ」

は？

え、まあ可愛いけど！！

「去年は涼だったじゃん！A、今年ホルモンうどん出品されてるらしいから付いてきてって言ったじゃんか！それに中二の時は涼がかき氷食べたいって来たじゃん！」

「でもAの方が色々全部多いじゃんか！」

「まあまあ、幼なじみの言い合いはまた今度クラスか持ち帰って家でしとけよ」

その言葉にムスッとする先輩達。
なんか、俺には入っていけないな。
そんなものがある。