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Type 11 ページ11

雄登side




『飛貴、どうにかして』




「え!?俺!?無理だから!!」



『はあ?』


「今年美香ちゃんと花火大会2人で行こうと思ってるに!」


『中学の頃彼女との花火断ってお前と花火行ってあげたの誰だと思ってんだよ』


「ひいっ!それで彼女拗ねて別れたんだよね!根に持ってるの?那須こわ〜い!」


『持ってねえよ!別れたかったし。ヤバいんだって!A先輩歳下に興味ないじゃん?』



「ついでに言うと後輩を彼氏にするなんて有り得ないってこの前美香ちゃんの事クソdisったらしいから」



ううっ、やっやっぱり



『直樹先輩が言ってた事マジだったのか〜!うわーーー!!』



「え?何?A先輩の事か」



『他に何があるって言うんだよ』



「すみません」



『このままじゃヤバいんだよ!頼むよ飛貴!力貸してくれ!』



「んーいいけど、これ貸しだから。雄登、倉式珈琲奢れ」


『近くにあるからってお前』


「どうしても期間限定メニューのブルーベリーチーズサンドが食べたいの!飲み物だけでいいから!俺も部活で疲れてるから」


『あーもうしゃあねえな〜分かったよ』



「やった!ひだちゃん嬉しい!」


『そんなキモイ事言ってたら奢らないから』



「そんな事言ってたらA先輩の事誘うように美香ちゃんに言わないし二人で行くけど?」




『くっ..........』





これも、A先輩とお祭りに行くため。
メニュー美味しそうだし、仕方ない。
俺も食べたくなってきた。





サンドも美味しかったし、飲み物も美味しかったし、飛貴との話も盛り上がりすぎたし。




これで佐藤先輩と祭りに行けるのであれば安いもんだ。

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作者名:きい | 作成日時:2017年10月4日 8時

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