第261話…誘拐事件!!? ページ11
ユウ視点
ユウ「ここが…96階っと…」
リドル「ここにも残骸があるね…一体どこまで行ったんだか…」
グリム「あそこにいるのは…霧雨なんだゾ!!」
大きな扉が開いた先に倒れているゴブリンに紛れていたのは小さな霧雨だ
ユウ「霧雨!!」
リリア「怪我をしているな…みせてみよ」
僕は怪我をして気絶している霧雨をリリア先輩に預けた
レオナ「スンスン…この血の塊…この匂いはゴブリンのものじゃねぇな」
ユウ「じゃあオーク?それとも霧雨ですか?」
ラギー「違うッスね…多分Aさんのじゃないッスか?」
Aの血=怪我してる=危険な状況
ここに居ない=どこかに連れ去られた=誘拐
ユウ「たたたた…大変だーーーーっ!!」
マレウス「落ち着け人の子。引きずられたのか血の後が向こうに続いている。これを追っていけばお前の探す人の子は見つかる」
ツノ太郎は僕を宥めながら奥の部屋を指差す
ユウ「そ…そうだよね…」
リドル「ここからは隠密行動で移動しよう」
グリム「わかったんだゾ!!」
僕らはリリア先輩に霧雨を預けて先に進んだ
A「ア゛ァァァァーーーーーッ!!!!」
「「っ!!!?」」
Aの叫び声が聞こえるや否や僕らは隠密行動を忘れ走り出す
階段を駆け上り扉を『バンッ!!』っと言う音を立てながら開けた
?「なんだ騒々しい!!」
ユウ「お前は…元老長チュデルキンッ!!」
そこにはこの世界にいないはずの元老長チュデルキンがいた
チュデルキン「なぜ見知らぬ人間が私のことを?…………あぁ…4号に聞いたのか」
A「アガッ!!グウゥッ!!!」
そう言ってチュデルキンは右目を押さえ床で倒れ込みながら叫び続けるAを睨みつける
チュデルキン「ったく猊下に尽くすためだけの人形のくせに余計なことをペチャクチャと…この役ただずがっ!!」
A「ガッハッ!!」
睨み付けたと思ったら苦しむAを思いっきり蹴った
ユウ「A!!」
チュデルキン「しかも!」
僕がAに駆け寄ろうとするもそれを遮るように僕らの前に立つチュデルキン
チュデルキン「あろうことか整合騎士のくせに人界から…猊下から無断で離れこんなところで油を売っているなどと言語両断!!」
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作者名:氷の妖精姫♪ | 作成日時:2022年4月6日 16時