第286話…次なる目標 ページ36
ユウ視点
アリス『私はすでに多くのリアルワールド人と交流を重ねています。私は彼らが好きです。それだけではない。1人のリアルワールド人を、私は愛してすらいます。今は会えないその人のことを考えると、この鋼の胸ですらも、張り裂けそうなほどに』
アリス…君も…Aと同じなんだね…
アリス『私は、あなたがたリアルワールドの人々に向けて差し出す右手は持っています。しかし、地に膝をつく足と、平伏する額は持っていない。なぜなら私は、人間だからです』
アリスはそう言って笑顔で右手を差し出した。
それを見た僕の次の目標が決まった。
ユウ「……………よし…アリスに会いに行くぞ!!」
「「ハァーーーーッ!!?」」
ユウ「そうと決まればイデア先輩に連絡してアリスのいる場所を捜索…突撃する!!」
僕がイデア先輩に連絡しようとした時エースたちは僕の行動を全力で止めた
エース「いやいやいやいや!!会いに行ってどうすんだよ!!『あなたは誰ですか』で終わるって!!」
デュース「考え直してくれ!!」
僕は気にせず動きつつマブに言う
ユウ「だってっ!!アリスは何も知らないんだよ!?Aが死んだこと…彼女がどんな偉大なことを成し遂げたことを!!」
それを聞いたエースたちは手を緩める
ユウ「僕なら嫌だ!!大事な人が知らない間に死んでその人がどうして死んだのか知らないまま生きるなんて絶対に嫌だ!!」
それを聞いたエースたちは僕の体から完全に手を離した
エース「わかったよ!やればいいんでしょ?やれば!!」
デュース「そうだな…アリスにAのことを教えてやりたい!!」
こうして僕らはアリスの捜索を始めた。
さすがイデア先輩というか…彼女の行方はほんの数時間でわかった。
それから怪しまれない程度に彼女にコンタクトし
数ヶ月かけて会える約束をもぎ取った。
もちろんタイマンではなくテレビに映っていた凛子教授と後数人が来るらしいが……
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ダイシー・カフェ…
ユウ「ここか?」
デュース「そうみたいだな…」
エース「早く入ろうぜ」
カフェの扉には貸切と書いていたが
送られてきた住所は間違いなくここだったので躊躇しながらも入る
ユウ「し…失礼します…」
店内に入るとそこにはアリスが椅子に座っていた
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作者名:氷の妖精姫♪ | 作成日時:2022年4月6日 16時