第210話…少女の記憶6 ページ10
ユウ視点
そしてまた場面が変わる｡
そこには整合騎士の鎧すら着ていなかったが今の姿をしたAが居た｡
これ本当に200年前？？成長が止まってるとか言ってたけどマジでまんまじゃん｡
A「『兄さん！また剣の鍛錬してたでしょう！！』」
ｱﾚﾝ「『うっ…』」
アレンも前に見た時より大きくなっていた｡
しかし心なしかAよりも痩せこけ肌も日焼けの知らない真っ白だった｡
A「『お母さんの目を誤魔化せても私の目は誤魔化されないからね！！』」
ｱﾚﾝ「『少しだけだしいいだろ？な？』」
Aは冷めきった目でアレンを睨む
A「『そう言って倒れるまで剣を振ってたのは誰かしら？』」
ｱﾚﾝ「『ご…ごめんなさい…』」
アレンは縮こまりAの前で正座されられていた
A「『兄さんは体が弱いんだから無理しちゃダメよ！』」
ｱﾚﾝ「『心配しすぎだって………ゴホゴホッ！』」
A「『兄さん！』」
Aは咳き込むアレンを支えベットに寝かせた
ﾕｳ「イヤァァァーーーッ！！！死なないでぇぇ！！！」
叫んだ僕は悪くないしなんなら他のみんなも騒ぎ出す
ｱｽﾞｰﾙ「今すぐ彼の病気に効く薬を作ります」
ｸﾙｰｳｪﾙ「手伝うぞ仔犬」
ｸﾛｳﾘｰ「これは過去の映像ですからね！？」
そんな叫びも虚しく映像は進む
A「『今度の遠征で兄さんの病気に効く薬草を取ってくるからそれまで待ってて』」
ｱﾚﾝ「『………A…』」
アレンは全体的に母親に似ているが笑った顔だけは父親によく似ておりその笑顔をAに向ける
ｱﾚﾝ「『父さんは人を守るために人を殺めて整合騎士に連れて行かれたけど僕は父さんを誇りに思うよ』」
A「『急にどうしたの？』」
アレンはAの頭を撫でてまた笑う
ｱﾚﾝ「『僕は体が弱いから代わりにAがなってよ最強の剣士に』」
僕は目を丸くしてその後すぐ理解した
ﾕｳ「Aの言っていた約束の男の子はアレン…君だったんだね」
A…君は覚えてたよ｡君の愛しい片割れの事を…
忘れてなんかなかったよ…ちゃんと覚えていたよ…
A「『……………わかった…約束する｡私は強くなって必ず最強の剣士になる｡だから…見守っててね｡アレン』」
ｱﾚﾝ「『ははっ…兄さんと呼べ』」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
出雲(元あやりん) - 頑張って下さいね！(ルーク先輩言葉分かること頑張れ。ポムフィオーレ寮副寮長ルーク ハント)(*´д`*)ģメテオラで協力しm(((ワートリにすんなバカ (2021年11月7日 11時) (
レス) @page22 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
氷の妖精姫♪ - 出雲(元あやりん)さん» コメントありがとうございます！ルーク先輩ならこのぐらいやってくれるであろうと思ったもので…続きも頑張ります！ (2021年11月4日 8時) (レス) id: 33103a1684 (このIDを非表示/違反報告)
出雲(元あやりん) - 続きが気になるぅぅ！！ルーク先輩すげぇな。司祭様の言っていること分かるんだな。さすが狩人！(((すいませんルーク先輩のSSRあるからつい…… (2021年11月3日 9時) (レス) @page21 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
氷の妖精姫♪ - 虚飾の魔女さん» コメント返し遅くなってす見ません！そしてこれからも虚飾の魔女さんが楽しく読んでもらえるように頑張ります｡ (2021年10月11日 9時) (レス) id: 33103a1684 (このIDを非表示/違反報告)
虚飾の魔女(プロフ) - いつも楽しんで読ませて貰ってます！更新が待ち遠しいです。応援してます！ (2021年10月8日 23時) (レス) @page17 id: 10667b542a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷の妖精姫♪ | 作成日時：2021年9月8日 23時
