第136話…拳の語り合い ページ36
A視点
ｴｰｽ「だーれが他人のためになんかやるかっつーの」
ﾃﾞｭｰｽ「僕達はこの事件の犯人を捕まえて手柄を立てたいだけだ」
だよね｡知ってた
ｴｰｽ「あわよくばマジカルシフト大会の選手枠に入りたいし。で、世界中にイイとこ見せたい」
ｸﾞﾘﾑ「オレ様だって、絶対アイツを捕まえてテレビに映ってやるんだゾ！」
ｴｰｽ「トレイ先輩には悪いけど出番はイタダキ、みたいな？」
そんな3人の言葉に苦笑を浮かべていると、ジャック殿はユウと私を見てきた
ｼﾞｬｯｸ「テメェらは？」
ﾕｳ「僕？僕は学園長に脅されたのと犯人探しってちょっと面白そうだったから」
ユウが言い終わるとみんなの視線は私に向けられた
A「…………整合騎士である私の仕事は人界の民を守ること｡私は私の責務を果たそうとしただけで他人のためではありません」
ｼﾞｬｯｸ「……他人のために動くようなヤツは信用ならねぇとは思ってたが……お前ら、思ってたより酷ぇ奴らだな」
彼との距離が近くなった気がした
ｴｰｽ「なんだよ。オレらよりお前のほうがひでーじゃん。その様子じゃ知ってたんだろ？アイツが事件の犯人だって」
ｸﾞﾘﾑ「あっ！そうか。同じ寮だから『自分は狙われない』って言ってたのか？」
何かを考えるようにジャック殿はしばらく黙る
ｼﾞｬｯｸ「勝負しろ」
ｴｰｽ「はぁ〜？突然なんだよ？」
確かにかなり突然だけど…
ｼﾞｬｯｸ「男が腹割って話すんなら、まずは拳からだろ。テメェらが口だけの輩じゃないと俺に証明できたら俺の知ってる話を教えてやってもいい」
ｴｰｽ「げっ。オレそういう汗臭いの苦手なんだけど」
ﾃﾞｭｰｽ「俺はそういうの嫌いじゃねぇぞ。分かりやすくていいじゃねぇか！」
わかりやすいけど…大丈夫なのかな？
ﾕｳ「Aはやらないの？」
A「瞬殺してもいいのでしたら喜んでやりますけど？」
そう言うとみんなが真顔になり声を合わせて言う
「「そこで見ていてください」」
A「わかりました」
こうしてジャックとエーデュース…ついでにユウとグリムの拳の話し合いが始まった
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
出雲(元あやりん) - 146わの、トレイのところが「はーつラビュル」じゃなく「 ハーツラビィル」になってますよ！トレイママの台詞 (2021年11月10日 7時) (
レス) @page46 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
どん - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年7月2日 15時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
氷の妖精姫♪ - giftさん» コメント遅くなってすみません！そして応援ありがとうございます！ (2021年6月15日 8時) (レス) id: a01b137410 (このIDを非表示/違反報告)
gift - この小説めっちゃ大好きです 。応援しています (2021年6月10日 19時) (レス) id: 0deaf40c31 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷の妖精姫♪ | 作成日時：2021年6月7日 12時
