第45話…いいコンビ ページ45
A視点
A「言っとくけど…いつかこの事後悔するよ」
ｴｰｽ「いやいや…敬語で怒られるより全然マシ」
A「アレ？言ってなかったけ？私が敬語で怒るのいつものことだから」
ｴｰｽ「マジかよ！？」
そんな話をしてるとユウが笑顔で言う
ﾕｳ「改めてよろしくな！」
ｴｰｽ「改めてそういうの、ハズいからやめない？」
ﾃﾞｭｰｽ「フッ、そうだな。これから嫌でも毎日顔を合わせるだろう。
するとデュース殿……嫌、デュースは思い出したように口にする
ﾃﾞｭｰｽ「そう言えば俺たちはハーツラビュル寮所属だが…お前たちの寮の名は？」
ｸﾞﾘﾑ「オレ様たちはずっと使われてなかった寮に住んでるんだゾ。さしずめオンボロ寮ってトコだな。でもあそこゴーストが住み着いてるんだゾ…うう……いつかゴーストたちを追い出してやるんだゾ！」
留守番してくれるいいゴーストなんだけどな…
ｴｰｽ「えー、オレもそっちの寮が良かったな…毎日こんな真面目くさった顔を見なきゃいけないと思うと、やんなっちゃうしね」
ﾃﾞｭｰｽ「それはこっちのセリフだ。サボり魔エース」
ｴｰｽ「はいはい。退学に半べそかいてた泣き虫デュースくん」
なんだかんだいいコンビになりそうね
ｴｰｽ「早く寮に帰ろーぜ。せっかく退学免除になったのに初日が遅刻じゃキマらない」
A「そうね…さっさと帰って寝た方が明日の為になるわ」
そう言って私たちはそれぞれの寮に戻ろうと足を運んだ
ｸﾞﾘﾑ「早く寮に戻って明日に備えるんだゾ！明日からは雑用係じゃない。ついに…………ついに！！ナイトレイブンカレッジの生徒としてオレ様たちの輝かしい学園生活が始まるんだゾ〜！」
グリムは月明かりが照らす廊下を歩いてそう叫ぶ
A「はしゃぐ気持ちもわかりますがあまり問題を起こさないでください………じゃなかった…問題を起こさないでね？でないと私が容赦なくこの剣で斬ってあげます……斬ります？嫌、斬ってやる？？」
ヤバい…しばらくずっと敬語だったからおかしくなってきた…
ﾕｳ「あはは！ゆっくりでいいんじゃない？ゆっくり歩くように馴染めばいいよ！」
その言葉…どこかで…
無理しないでゆっくりでいいよ__
A「…………そうね」
ﾕｳ「うんうん！」
今の声は……誰？私知らないはずなのに…
少女の記憶が少しづつ…戻っていく…
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作者名：氷の妖精姫♪ | 作成日時：2020年12月19日 9時
