第40話…生徒として ページ40
A視点
ｸﾛｳﾘｰ「ユウくん。貴女は間違えなくこの学園の未来に必要な人材となるでしょう。私の教育者のカンがそう言っています」
学園長殿は確信があるように言った
ｸﾛｳﾘｰ「トラッポラくん。スペードくん。2人の退学を免除するとともに＿＿ユウくん」
ﾕｳ「え？は、はい……」
突如、学園長殿はユウの名前を呼んでからゆっくりと口を開いた
ｸﾛｳﾘｰ「貴女にナイトレイブンカレッジの『生徒』として学園に通う資格を与えます！」
「「 えぇっ！？ 」」
ﾕｳ「えっ、や、生徒としてですかッ？僕、魔法は使えないのによろしいので…？」
ｸﾛｳﾘｰ「ええ、何せ私、とびっきり優しいので」
学園長が独断でそんなこと決めていいのか？
ｸﾛｳﾘｰ「ですが、ひとつだけ条件があります。貴女は魔法が使えない。魔法士としては論外です。満足に授業を受ける事すらできないでしょう」
魔法を使う学校なんだしそうでしょうね
ｸﾛｳﾘｰ「そこで＿＿＿＿＿グリムくん。君は今日、魔法士として十分な才能を持っていることを私に証明しました。よってユウくんと2人で1人の生徒としてナイトレイブンカレッジの在籍を認めます」
それを聞いたグリムは驚いた様子で学園長殿に聞いた
ｸﾞﾘﾑ「ふな゛っ！オ……オレ様もこの学園に通えるのか……？雑用係じゃなく、生徒として？」
ｸﾛｳﾘｰ「はい＿＿ただし！昨日のような騒ぎは2度と起こさないように！いいですね？」
グリムはその言葉を聞くと涙目になりながらユウを見上げて
ｸﾞﾘﾑ「ふは…ふなぁ……ユウ、オレ様…………」
ﾕｳ「これからよろしくな｡相棒！」
ｸﾞﾘﾑ「ふなぁ〜〜〜！！やったんだゾ！！」
なんだかんだいい感じに収まってくれてよかった…………って…ん？
A「そうなると私との条件により私も学園に通うことになりますね｡まさか本当にユウとグリムが学園に通うことになるとは…」
ｸﾛｳﾘｰ「予想外でしたか？」
A「まさか｡頭の片隅にはその可能性があるとは思っていました｡こう見えても長く生きてるんです｡人を見る目はあると思っています」
それを聞いたエース殿とデュース殿は首を傾げたが特に何も聞いてこなかった
ｸﾛｳﾘｰ「それではナイトレイブンカレッジの生徒の証である『魔法石』をグリムくんに授けましょう」
学園長殿が言うと同時に突然、グリムの周りがキラキラと輝き出し輝きが段々と弱くなっていくと…
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作者名：氷の妖精姫♪ | 作成日時：2020年12月19日 9時
