0死 ページ1
「どうも、こんにちわ死神です」
俺ら死神は普段人間界に隠れ住み、人間の寿命が近づくとその人間と接触し、魂を天国・地獄へお連れする事が仕事である。
時に、死を拒む物もいる。
死は死神の中で“死会議”というものが開かれ、決められる。大体は老人ばかりだが、死神が遊びで若者を選ぶ時がある。
そんな人かわいそーだけどいつか死ぬんだからなんて言ってる俺らは同罪。
そんな死神の中で決められた死に抗う事は俺らの中でのルールに反する。
そういうものは【強制地獄収監】。
生まれ変わることも出来ず、食事も取らなくていいこの世界では檻に入れられ、ただ放置される。
文字どうりの地獄だ。
まぁ、人間が想像する地獄もある。そっちは地獄を大人しく受け入れた人の行くところ。
地獄を全て耐え抜けば天国に行くことができ、生まれ変わることが出来る。
そんな全ての事を遮断され、地獄でも天国でもない場所がある。
そう、“天界”だ。
閻魔様が一人一人に天国か地獄かを言い渡す場所。
そこで地獄行きだったものの中で何人か選ばれることがある。
それが死神。
死神とは悪い行いをし、地獄へ行っても反省を見込まれないようなクズがなるような物なのだ。
それでも俺は楽しいよ。
地獄で苦痛に耐え抜くのもいいけど、人間界で寿命が縮んでいく人々を見るのがたのしーの。
め「そんな奴らしか居ないっすもんね。そらるさん」
そ「俺は少し改心してるつもりだけど」
め「そんなの閻魔様に関係ないっすよ…てば〜」
そんな俺らの日常が覆る＿
続く (更新停止中)
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作者名：黒瀬 なを | 作成日時：2020年3月25日 23時
