テヒョンとジョングク【友情編】 ページ33
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「ジョングガ。お疲れ様」
『テヒョニヒョン。お疲れ様です』
「聞いたよ、最近ここ忙しいらしいじゃん」
『あ〜Aがまた一位取ったからね〜』
ジョングクが話す、一位。とは、遊郭街で二年に一度
行われる投票方式のランキング
ここ4大会くらいはAが独占中。その度に
遊郭とAの仕事量が一気に増える
『最近、テヒョニヒョン来ないって言ってました』
「…まじ?そんな嬉しい事言ってくれてたの?」
『なんすかそのにやけ顔。うざいですよ』
「ヒョンに向かってなんて事言うんだよ!」
『あーはいはい。ヒョンはもう暫く来なくていいです』
「ひっでー。グギグギグギーー!!!」
『あーもう!うざい!暑苦しい!なんですか!』
抱きつくテヒョンを軽くあしらうジョングク
「今度、Aちゃん連れて外出るわ」
『どこ行くんです?』
「んー?ここここ」
テヒョンの眺めていた雑誌には、海の見える
オシャレなカフェが載っていた
それを嬉しそうに眺めるテヒョンを見つめるグク
「まあ、喜ぶんじゃないですか?」
『そうだと、いいけどな〜。』
パラパラと雑誌を捲るテヒョンがグクには、
可愛く見えて恋敵であるにも関わらず結局は
助け舟を出してしまう
『…ヒョン。明後日休みにさせますから。』
「え?!……いいの?」
『連れてってやってくださいよ。喜びます絶対』
「ありがとう、ジョングギ。」
しばらくして、テヒョンは席を立ち上がり
部屋をあとにしようとすると、扉の前で立ち止まり
グクの方へ体の向きを変える
「グギ。これ、あげる。……いい所だし綺麗だよ」
テヒョンが差し出したのは、とあるテーマパークの
フリーパス。
「貸切にしておくから。………これの借り」
テヒョンは持っていた雑誌をハラハラと振り
笑顔でグクの部屋をあとにした
『テヒョニヒョンの癖に…いい事しますね』
「ありがとう、ジョングギ」
『ありがとうございます。テヒョニヒョン』
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作者名:ぽち | 作成日時:2018年7月11日 19時