愛を知らず、溺れる II (ページ12)

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愛情と親心ページ12

____ ナムジュン

彼女が、入院してからもう1ヶ月が過ぎた。
ほとんど毎日Aの病院へ通うテヒョナは

疲れている素振りも見せずただ笑顔で居た

だから、テヒョナが泣きながら俺に電話をかけて
きた時はビックリしたけど反面嬉しかった

しばらく、会わないうちに一日一日進歩する病状
それに着いていけていないAの体

テヒ『ヒョン……大丈夫だよね…？』

正直わからない。そう言えばいいものの
Aに対しての愛情と親心、テヒョナに対しての

絆や愛情が俺をそう言うことは許してはくれなかった

『……大丈夫だよ。テヒョナ。お前が居れば大丈夫だ』

それが彼女もテヒョナを追い詰める事だと気がつかずに
投げかけてしまう言葉。

テヒ『ありがとう。ヒョン。元気出た！いひひ』

変わらない笑顔で笑いかけたテヒョナと共に
今何が出来ることなのか考えてみる

｢はぁ………｣

ジン『……え？なに？え、、、、怖いよ』

『ヒョン。Aは………Aは…………っ』

その先を言わせまいとしたのは紛れもなくヒョンだった

ジン『そんなこと言わないのナムジュン。』

そう言ったジニヒョンは、ヤケに大人に見えて
少しだけ、、、少しだけ見直した

ジン『人間誰だって弱気になったり辛くなったり

沢山あるけどAが僕達の前で笑ってる時は

僕達も笑ってやろう。泣いた時は僕達も泣いてやろう

それで、支えて少しでも元気にしてやろうよ

それが、僕達親の役目でしょ？ナムジュン』

A、、、。何故か無性に会いたくなった

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