縦社会のルール ページ14
_____ ドンへ
『ユンギ。久しぶりだな。』
俺の目の前にいるミンユンギ。ミン家は韓国だけ
ではなく全国でも名もしれているマフィアグループ
そんなユンギと俺は家族に近い存在で、
兄弟のように過ごしてきた奴でもある。
ユンギ『……よぉ…、久しぶりだなドンへ』
変わらない身なりに変わらない態度が懐かしい
そんなユンギが、あの頃の事件の事を話し出した。
『なるほどな。そのAちゃんって子、今は?』
ユンギ『…あぁ、病院。○○病院。』
『なに?惚れてるから始末できないって事かよ』
ユンギ『……違ぇよ。アイツを恨んでも……』
そんな言葉を聞きたくなくて俺は被せて口を開く
『俺は今でも許せない。俺からしてみてもユンギの
父さんと母さんは俺の親代わりだった。
Aちゃんの両親が自分から命絶つくらいなら父さんも母さんも
始末しなくて良かっただろうが……違うかユンギ』
彼女の両親は、ユンギの父さんと母さんを殺して
Aを捨てた後に二人で命を絶ったらしい。
『お前が始末出来ねぇなら、、俺がやってやるよ』
ユンギ『…ッ、、、ドンへちょっと待ってくれ』
『散々待ったよ。もう、待てないだろ。
いいじゃねぇか、親子の再会叶えてやれば』
ユンギ『…それだけは、、、やめてくれ。』
珍しく弱気なユンギを見て、余計に腹が立つ
自分勝手に殺しておいて逃げて、、、
彼女は悪くないと分かっていてもその血が流れてる
以上、そのままにしておく訳にはいかない
『親父さんの無念も晴らせねぇ奴がミン家のボスなんて
聞いて呆れる。……とにかく俺が始末するから』
ユンギ『……ドンへッ!!』
俺の胸倉を掴むユンギと目が合い俺の中で
一つの案が生まれた
『ユンギヤ。お前に最後のチャンスをやるよ』
ユンギ『……てめぇ、、、何言ってんだ』
『最後のチャンス。まあ、大人しくしとけ』
ユンギの手を振り払いその場をあとにする
○○病院で彼女の担当医になり、その時は
刻一刻と近づいている
『お楽しみは、、、また後でな。Aちゃん』
.
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作者名:ぽち | 作成日時:2018年7月11日 19時