愛を知らず、溺れる (ページ24)

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どっちが興奮する？ページ24

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『じゃあ、帰るね』

寂しそうな背中にギュッと抱きついて

｢早く帰ってきてね、テヒョン｣

『…うん。ほんとにだいすき。』

正面へ向き直り抱きしめたテヒョンさんは先ほどよりも

かっこいい顔をしていた。

ホソク『もうそろそろ、来ると思うから』

部屋の掃除をしながらそう告げるホソクに返事をして

浴衣を着替え、軽くお化粧も直しておく

『テヒョンさん、なんかかっこよくなってるよな』

｢…わかるかも。彼女でも出来たのかな？｣

『いや、それはないだろー。お前一筋じゃん』

先程までいたテヒョンさんを思い出すと何故か

心がキューッと締め付けられる感覚になる

『考え事か？』

気がついたら目の前にホソクが居て、なんもとない。と

返事をする。その返事を聞いて納得出来なさそうに

月の間を後にした。

｢おかえりなさい。ジミンさん｣

『Aちゃん。ただいま。』

見上げると、可愛らしいジミンさんのお顔があった

『ねぇ、お風呂入ろうよ』

｢珍しいですね？入りましょうか｣

部屋の奥の方にある露天風呂を用意していると

既に下着一枚になったジミンさんが居た

『はい。脱がせてあげる』

そう言って、一枚一枚丁寧に浴衣を脱がせるジミンさん

下着も取り払われて湯船に浸かりながら17:00前後の

下町を眺める。

『今回、ユンギさん来れなかったね。』

｢えぇ、お仕事ですもんね。｣

『……仕事じゃなくて、女だったらどうする？』

｢それは、おめでたいことですね｣

『ウソウソ。意地悪しただけ。散々やられたから』

私のお腹に手を回してバックハグの状態でお話をする

『アイツ、譲らなかった僕に。』

｢いいじゃないですか、今こうして一緒に居れるんですから｣

『まあね。でも、一夜だけでもあんな高額貰えるんだね』

｢ほんとに、有り難い限りです。｣

『Aちゃんの身体触ってたら欲しくなってきた

ココでする？それとも、中でする？』

｢そりゃ、中で……ッ｣

言い終わる前に唇が重ね合いジミンさんの後ろから

伸びた手が首元へと上がる

『ココでしよっか』

ジミンさんは湯船から出て露天風呂を囲む岩に

手をつくように命令する

『周りから見えるね。

ヒョンの時と今、どっちが興奮する？』

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