愛を知らず、溺れる (ページ19)

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俺の特権ページ19

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ナム｢どう？キツくない？大丈夫？｣

｢ええ。大丈夫です。わぁやっぱり素敵。｣

ジン｢あぁ〜やばい。色々やばい。綺麗｣

グク『ほら、撮影するから。早く』

急かされるようにジョングクさんの後へついて行く

遊郭の裏口を抜けると芝生の庭が広がっており

一つの池がある。その池へ行くように指示され

言われた通りに、池のそばで写真を撮影する

『次は、座って』

『んじゃ、次はここ』

そう言うとジョングクさんは、芝生の上に寝転がるように

指示を出した。そんなことを言われたのは初めてであり

戸惑いながらも芝生の上に寝転ぶ

『ん。この角度やばいな』

それから20分が過ぎた時ジョングクさんはカメラを
芝生の上に置いて私の隣に寝転んだ

『…今年も、アイツと選んだの？』

｢…ユンギさんの事ですか？｣

『とぼけんなよ。分かってるくせに』

ジョングクさんは私の顔の横に手をついて見下ろし

挑発的な眼差しをこちらへ向ける

『……お前。アイツに調教されてるみたいだな』

｢…っ。なんでそんなに意地悪を……？｣

『…ムカつくから。夜の練り歩きの後お前の時間を

貰うのは、アイツじゃなくて俺だから』

｢何言ってるの？……ジョングクさんにあんな多額の…っ｣

言い終わる前にその唇はジョングクさんによって塞がれた

『…お前オレ舐めてんの？

お前の一日ぐらい買える金あるにきまってんだろ』

｢……っ。ごめん、、なさい。｣

最後に一つだけ。ジョングクさんは私の姿勢を

ゆっくりと引き上げると

『俺は、アイツに負けないから。

まぁ、俺は特権だから。俺を除いて高額を積んだやつが

お前と一緒に居れるだろうな。』

許されないと分かっていても、この御方を目の前にすると

その瞳に吸い込まれ、あの唇に引き寄せられる

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