防 弾 警 察 _____ III

143 HS ページ43

_____ ホソク









テヒ『Aの所に行ってきます。お疲れ様でした』









そう言って、部署から出ていったテヒョナとジミナ
そして、おそらくついて行くであろう、ジョングガ









三人を見送ったあとに、入ってきたジニヒョン









『ジニヒョン、テヒョナ達Aちゃんの所行くってさ

今ちょうど、すれ違いだったね〜』









ジン『あ、そうなの？……鍵持ってるかな？あれ？

閉めてきちゃった？……ん〜鍵どこやったっけ？』









なんて言いながら、手に持っていた書類を雑に机に置き
スーツのポケットを漁り出す









その姿を見ながら、帰る用意をして部署に設置
されているシャワールームからユンギヒョンが出て来るのを
まだか、まだかと待っている









ジン『ホソクも、Aの顔見てきたら？？』









そう言って手渡されたのは、見覚えのあるカードキー



そのカードキーの裏面を見るとやっぱり金色の
文字で印字された"キム ソクジン"









『ねぇ、ヒョン。もしかしてAって、、』









ジン『いるよ、"上に"。専用の部屋作っちゃった』









『……多分、テヒョナ達Aの家に行ったよ？

早く、三人に言ってやらないと』









机に置いた携帯を手にするとすかさずそれを
抜き取ったジニヒョン









ジン『……俺はね、あの子が今自分の家に居るなんて

一言も言ってないよ。でも、俺の家に居るとも言ってない。


ここ三日間仕事も集中出来ないほど心配して、

手につかない三人だからちょっとの意地悪だよ。』









そう言ったジニヒョンの顔は、笑っているのに
目の奥が鋭く光っているような気がした









『ジミナ、テヒョナ、グガ、ごめんなぁ。』









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