遠回りした幸せ ページ4
____ テヒョン
｢ほらほら〜早く買いに行く〜！！｣
じゃんけんで負けた俺は今母さんと姉ちゃんの
アイスクリームを買いに行くハメに
しかも、少し遠いスーパーにしか売っていないアイス
『あーもう、なんで負けたんだよ、俺』
そんな事を一人で呟きながら目当てのスーパーに辿り着く
そんな時、お肉売り場で買い物する女の子を見つけた
その子は、特別派手な感じではないけれど俺が
今まで見た中では凄く顔が整っていて
白い七分丈のシャツから見える白い腕は細くて
綺麗だった
そんな彼女に惹かれるように、彼女の動く先々で
チラチラと見ながら、声をかけようか迷っている
結局、チキンな俺は何も出来ずにそのまま彼女と
同じレジへ並んだ
ゆっくりと買い物袋に詰める俺と、早く早く
買い物袋に詰めていく彼女
そんな姿も、愛らしいなと話したこともない寧ろ
いま見かけただけの君が気になって仕方がない
偶然なのか彼女と歩く道が同じである交差点に
差し掛かった時、俺の後ろからおじさんの声が聞こえる
｢危ない、危ないッ！！どいてくれ〜！！｣
酔っ払ってるのか自転車に乗りながら繰り返す言葉に
呆然としていると交差点で泊まっていた彼女に少し
ぶつかって、彼女は車道へ二歩ほど進んでしまった
『…ッ！！まじか…！やっべッッ！！！』
気がついた時には彼女を後ろから引っ張って
なんでか分かんないけどそのまま抱きしめた
俺の腕の中で泣きそうになる彼女を見た時
耳にかかる何かが見えた。
『…大丈夫だった？！怪我は？どこも痛くない？』
俺の中で疑問だったことを確信に変えるために
普通のペースで話すと難しそうな顔をした彼女
カバンからホワイトボードに書かれた文字を見て
確信に変わったと同時に、彼女を守りたいと思った
Aちゃん。初めて知った名前。
また、会えるその口実をつけたくて連絡を教えてもらう
彼女に少し教えて貰った手話で別れの挨拶
嬉しそうにはにかんだAちゃんを見て
やっぱり、君に惹かれてる。
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kimnaa(プロフ) - 面白いです！！！続き楽しみですヽ(；▽；)ヽ(；▽；) (2018年8月16日 8時) (
レス) id: 36d5fb4cd3 (このIDを非表示/違反報告)
にとまる。 - 好きの一言に限ります！！ってかツイッタ―垢消しちゃったんだよなぁ、、今回は諦めますね！！ってかててがジェントルマンすぎる、、！ (2018年7月29日 0時) (レス) id: 307b4f2a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽち | 作成日時：2018年7月17日 9時
