【ナポリの男たち】普通の回りには【実況者】 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:1,285 hit

入学式－1日目－ページ2

満開の桜。真新しい制服。
やっと、やっと、やっと来た高校生活。
4人といる以外つまらなかった中学時代。

1度は皆思ったことがあると思う、【早く高校生になりたい！】と。
ずっとずっと言い続けてきた。ついにこの日が来たのだ。

ピンポーンとインターフォンが鳴る。
カメラ付きのインターフォンだが、もう誰が来ているのか分かるので、確認せずに家を出た。

蘭たん「出てくるの速くない？インターフォンのカメラ確認した？」
『し、しなくても蘭たんってことは分かるの！！！』
蘭たんに図星をつかれたが、誤魔化して返答した。

『やっと高校生になれるね！！！楽しみすぎる...！』
蘭たん「中学生の時鬱陶しいくらい言ってたもんなー」
『う、でも5人とも同じ高校に入れたし蘭たんも嬉しいでしょ？』
少し意地悪っぽく笑って見せた。
蘭たん「別に...」
内心が当てられて恥ずかしいのか、声が小さくなった。
『あ、当たり？当たりだねこれは、当たっちゃったな～』
さっき散々言われたので、仕返しに煽って見せた。

こんな調子で目的地の高校に到着した。

すぎる「お～い！！！蘭たん！A！ここやで～！！！」
相変わらず大きな声で叫んでいたすぎるの声が聞こえた。

hacchi「すぎるうるさい！ああもう一緒に居たくない...」
shu3「同感ですー」

かなり大きな声だったので、一緒にいた2人は耳を塞いで文句を言っていた。

next page▷▶▷▶