検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:6,908 hit

ページ3

.





ぽかぽかと暖かい気温の中で、

くぁっと大きな欠伸をする。



なんて最高の昼寝日和。昼寝をしない方が勿体ない。

グッと伸びて、そのままパタリ、と倒れる。





『うん、いいなぁ』





目を瞑れば、心地いい眠気に包み込まれる。

はい、あと数秒で寝ます。これ絶対です。



春の陽気に誘われて、ウトウトして、



もう数秒、あと数秒、

夢の国へいらっしゃい、









────────────バシッ









突然、この幸せで満たされていた世界が崩落する。



眉間にシワを寄せて、

ふざけんな邪魔しやがってと、さも嫌そうな顔を準備して目を開ける。



一瞬、光がさして目が眩む。





「瀬文、誰がサボっていいって言った?」





やっぱり。

またこいつかよ、と口を尖らせる。



同じクラスの八久屋 侑。

丸めた教科書を持って私を睨んでいた。





『ん〜〜〜〜〜、八久屋めんどくせぇ〜〜〜』

「ほら授業始まる、早く行くぞ」





昼休み、

雨が降っていない時は、この屋上が私の部屋なのに。



八久屋は、何故だかいつも私の世話を焼く。



制服の襟を引っぱって教室へ連れ戻される。





寝かせろバーーーカ。





.

2→←【設定】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
95人がお気に入り
設定タグ:ナポリの男たち , ナポ男 , 実況者   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:成瀬 | 作成日時:2018年4月10日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。