なぱなぱ以前以後は間違い(ymin)

☆ ページ10

yb side

今日も朝からうざい。

レギュラー番組の収録の合間に、山田と伊野尾のいちゃいちゃが止まらない。いや、加速してる。

それなりに大きなソファーなのに、ふたりでぴったり寄り添って、スマホを触ってる山田の手元を伊野尾がのぞきこんで、時々、顔を見合わせては楽しそうに笑ってる。

八「付き合いはじめた頃から、変わらないよね。あのふたり」
薮「ああ」

隣に座ってた光が、スマホを見ながら言って来た。

そうなんだよな〜付き合いだした頃から変わらないらぶらぶっぷり。逆に、いちゃいちゃがオープンになって来て、メンバーしかいないと、山田が伊野尾を抱っこするわ、隙あらばキスするわ、やりたい放題だ。

薮「落ち着いたカップルになるのは何年後だろうな」
八「死ぬまで落ち着かないんじゃない。あの調子だと」
薮「(笑)かもな〜」

なんて、話してたら伊野尾がこっちをにらんできた。

薮「なんだよ！伊野尾！」
伊「俺の悪口言ってるだろ！」
薮「はあっ？」
山「えっ？マジっ！？」
伊「うん。あれは悪口だ。光と俺の悪口言ってた！絶対！」

山田まで、こっちをにらんできた。言いがかりがひどいぞ伊野尾。呆れようにため息をつけば、光が助け舟を出してくれた。

八「いつまでもらぶらぶで仲良しだよねって話してたの」
伊「ほあっ？」
薮「同じ年として、うらやましい位のらぶらぶっぷり」
伊「ふえっ」
八「きっと死ぬまでらぶらぶだって話してたんだけど、当人たちはどう思う？」
山「あったり前！」
伊「死ぬ時も一緒だもん。置いていかないでね山ちゃん」
山「あったり前！」

はい、いちゃいちゃ再開。
山田は持ってたスマホを放り出して、伊野尾の頭を撫でながら、耳元で、何か言ってる。

伊「死ぬなんて、たらればでもやだ」
山「だよね。やぶひか最低」
伊「うんうん。でも天国に行く時も行ってからも一緒だからね」
山「もちろん。万が一、行き先が地獄でも離さないから」

・・・甘い。
甘すぎて、吐きそう。
ぐえって声を出したら、光が笑いながら助言をくれた。

八「そうやって気にしてるから、耳と目に入るの。あのふたりのいちゃいちゃは日常と受け止める。空気よ」

なるほど・・・いやいや！それでいいのか！？
と思ってたら、知念がイライラしながら言って来た。

知「秩序は必要だから、宏太！教育的指導して！」
八「(笑)出た！知念のヤキモチ」
知「僕もいのちゃんとお話し、したいの！」

うーん。
・・・早く、収録、始まらないかなぁ。

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