なぱなぱ以前以後は間違い(ymin)

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in side

早っ

山田からの

いや

告白する宣言をした山田からの連絡が来たのは、24時間頑張った次の日。

流石に休みだし、山田も休み。

『夜ご飯、行かない？ご飯と告白したい』

メッセージに気が付いたのは明け方に幸せな夢から覚めて、ベッドに移動して爆睡しまくって目を覚ました昼前。

山田からの送信時間は、今日の朝。
朝から起きてるなんて元気だなぁと、寝起きでぼーっと考えてたんだけど『ご飯と告白したい』の文字に気が付いて、あわあわしてしまう。

『告白したい』

ですか・・・

昨日の今日で行動を起こすなんて、元気だなぁ。
とあわあわしながら感心してしまう。

俺の既読に気が付いたらしく、電話が来た。
ますますあわあわしながら電話に出る。

山「おはよ」
伊「はよ」
山「何か予定あった？」
伊「なっない・・・です」
山「18時に車で迎えに行くから。どこで告白されたいか考えといて」

で、ガチャリと電話は切れた。

なんか余裕がある山田に、ちょっとだけむかっとした。
流石、イケメンきらきら王子。告白するのなんかなんて事ないんだろうな。

俺ばっかり余裕がなくて。
年上なのに。

だし！

どこで告白されたいかってなんだよ！
リクエスト制かよ！イケメンきらきら王子めぇ〜！

ど、どうしよ。

服、どれ着る？
髪は？

あわあわしながら、あーでもないこーでもないと悩みはじめたら、山田からメッセージが届いた。

『雰囲気のあるレストランが、ご希望だったらそれなりの格好で行くから事前に教えてね』

まーじーでーむかつく！

伊『スウェットで行くから！』
山『ウケる(笑)』

勢いで送ったメッセージ。

ふっ雰囲気のあるレストランってなんだよ！どこにあるんだよ！そんなレストランにあてがあるのかよ！

山田、イケメンだもんな。きらきらだもんな。王子だもんな。
グループのエース様だもんな。

あっ

やばい

って思ったけど

いったん傾いてしまったら気持ちは、そのまま地面について、沼に落ちて行って、息ができない位、ハマりはじめた。

山田と俺。

全然、だめじゃね？

年上だし、背は高いし、可愛くないし、グループにいるかいらない言われたら『どっちでも別にいい』って言われる俺。

俺なんかが山田と付き合うなんて、おこがしくて厚かましいんじゃない？

片想いで満足。

うん

今までそう思ってたじゃん俺。

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