なぱなぱ以前以後は間違い(ymin)

☆ ページ4

cn said

もう、ムカつく！
いのちゃんとユニットを組む事になった涼介のご機嫌っぷりが、いちいち癪にさわる！

『なんか、ごめんね〜』

なんてメッセージが来たけど。
悪いとなんか思ってないだろ！ひたすら、にやにやしやがって！

僕は知ってるんだから！
スタッフにいのちゃんとのユニットにして欲しいって、圧力かけてたの。
なんで知ってるかって、僕も圧力かけたから！

「今回はごめんな」「次は、知念と伊野尾にするから。ね？」ってスタッフに言われて、泣く泣く諦めたんだから。





山「ねぇ、慧ちゃん。どんな感じにする？」
伊「本当はラブソングでさ、見つめ合って歌いたいけどさ」
山「うんうん。見つめ合ったら、世の中に俺達のらぶらぶっぷりが、バレちゃうからね。隠せないもんね」
伊「うん。だから楽しいやつ！」
山「だねだね」

グループでの打ち合わせなのに、ちょっと休憩になると、いのちゃんを独占しやがって！
ふたりで1つのパソコンをのぞきこんで、ひとつのイヤフォンを一緒に使って、候補曲を聞いては、ひそひそ話をしてる。

いのちゃんが涼介の顔をのぞきこんで、何かを言えば涼介がわざわざいのちゃんに耳打ちする。
ナチュラルにいのちゃんの太ももをさすったり、背中をさすったりしてるし、なんなのさっ！

有「知念、顔が怖い」
知「ああ“っ！？」

大貴が苦笑いで話し掛けて来た。

有「俺達もユニットの話し、する？」
知「・・・そうだね」
有「俺でごめんな」
知「大貴と一緒で嬉しいよ！ただ、涼介が許せないだけ」

あっ、また！
いのちゃんのきれいな指を自分の指と絡ませた！
むぎぎぃー！

薮「山田、アウトー！」
山「痛っ！」

ふたりが座ってた所を通りかかった宏太が涼介の頭をはたいた。
たたかれた涼介は、いのちゃんの指に絡ませてた自分の指を引っ込めて、たたかれた頭を触った。

いいぞ！宏太！

いのちゃんは、“ほえっ？”って顔して宏太を見てる。
涼介からのセクハラ攻撃に気が付いてなかったなんで、いのちゃんの身が心配になっちゃう！

伊「何がアウト？」
薮「はぁ〜確信犯の山田も問題だけど、その原因は伊野尾にも
あるんだよなぁ」
伊「なんだよ！やぶぅ！分かるように言えよぉ！」
山「そろそろ打ち合わせ再開だから、アウト！なんだよ慧」
伊「ふーん」
薮「はあぁ・・・」

涼介のしたり顔が、やっぱり腹立つー！

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