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ym side

車から降りる。
伊野尾ちゃんと俺。

「24時間以上起きてたのに元気ですね。しかし、珍しい組み合わせですね。お疲れさまでした」

って言ってマネージャーが挨拶をすると、車を出した。

伊野尾ちゃんのマンションの地下駐車場。
俺が伊野尾ちゃんに続いて車から降りて、びっくりしてたけど何も言わなかった。
事務所の車の姿が無くなっても、うつむいたままだし、微動だにしない伊野尾ちゃんの耳元でささやいた。

山「取って食わないから」
伊「ふあっ!?」

伊野尾ちゃんがびっくりしてあげた顔は、予想通り真っ赤。
はちゃめちゃ可愛くて、伊野尾ちゃんが手に持ってたカバンを引っ張って、マンションの中に歩き出す。

さっき、もう一回、告白しようとした所でマネージャーが車に戻って来てしまったから、伊野尾ちゃんと一緒に車から降りた。

伊「やっ山田ぁ」
山「なによ」
伊「今日は帰ってよ」
山「だーかーら!取って食わないから!」
伊「そっそうっそうゆう事じゃなくてぇ」

焦った声。
伊野尾ちゃん、恥ずかしいんでしょ。
分かってる。
分かってるけど勢いは大事でしょ。

これはどう考えたって、もう一回、告白する流れでしょ。

って思って立ち止まって、つかんでいたカバンを離す。

伊野尾ちゃんが、カバンからカギを出して、セキュリティーを解除して、今度は先に歩き出したから、あとからついて行って、伊野尾ちゃんの部屋の前まで来た。

こっちをちらりと見てから最後のセキュリティーを解除して、中に入ると、中からドアを押さえると、目を合わせずうつむいて、ぼそっと言った。

伊「どーぞ」

伊野尾ちゃんがドアを押さえてくれてる間をするりと抜けて、中に入れば、ドアは閉まって、伊野尾ちゃんがまた言った。

伊「どーぞ」
山「おじゃまします」

初めて来た伊野尾ちゃんの部屋にドキドキしながら、靴を脱いで先に歩いてた伊野尾ちゃんを追いかける。

伊「かっ片付いてないから」

リビングに入る前に伊野尾ちゃんが言った。

別にいいけど。
って思ったけど、違う。
メンバーとしてなら何とも思わないけど、今の俺と伊野尾ちゃんの関係性(付き合う5秒前状態)だと、自分が伊野尾ちゃんの立場だったら嫌かも。

もしも、伊野尾ちゃんが俺の家に来てくれるなら。
しかも、それが初めての時だったら。

ちゃんと片付けたいし、めっちゃ掃除もしたいし、伊野尾ちゃんが好きそうな食べ物や飲み物を準備したい。

山「いっ伊野尾ちゃん!ごめん!」
伊「ほあっ?」

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昨日(プロフ) - けーままさん。コメントありがとうございます。ただただいちゃいちゃしてるやまいの、最高です!バカップルばんざい!! (2023年4月13日 21時) (レス) id: d0260f9968 (このIDを非表示/違反報告)
昨日(プロフ) - mai6943さん。コメントありがとうございます。いつか・・・ただただいちゃいちゃしてるふたりを書きたいです! (2023年4月13日 21時) (レス) id: d0260f9968 (このIDを非表示/違反報告)
けーまま(プロフ) - イチャイチャバカップルばんざい🙌 (2023年4月12日 14時) (レス) @page35 id: 3a21aa44cd (このIDを非表示/違反報告)
mai6943(プロフ) - 初キスとその後のお話も読みたいです! (2023年4月12日 12時) (レス) id: 0bb8abf478 (このIDを非表示/違反報告)
昨日(プロフ) - けーままさん。コメントありがとうございます。ツボにハマったご様子。良かったです!最上級にほめ言葉な三段活用です😆 (2023年4月6日 21時) (レス) id: d0260f9968 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:昨日 | 作成日時:2023年3月8日 13時

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