私を心の闇から救ってくれたのは貴方でした。【カラ松】

【番外編】　「受験」 ページ17

私は必死に勉強してきた。

カラ松さんと同じ学校に行きたくて必死に努力してきた。



A「ううっ……赤塚高校てんいんオーバー……
　 合格するためにも必死に頑張らないと」


もう……何時間やったかよく分からないそれほど私は必死だった。
いいや……それほど私はカラ松さんが大好きだった……というべきか？
他にも高校はある。でも私は赤塚高校……の合格だけを目指していた。
……そして、頭がだるい。



カラ松「A。」



A「ああ………頑張らないと………。」




カラ松「Aっ！！」




A「はっ……！カ……カラ松さん？」




カラ松「A。勉強するのはいいが、流石にやり過ぎだ。
　 少しは休憩をとったほうがいい。」



A「で………でもっ！」




カラ松「いいから、ほらおいで。」



カラ松は自分の膝をポンポン叩く。




私は立ち上がり、カラ松に膝枕をしてもらう。



カラ松「無理のしすぎは禁物だ。分かったか？」



A「わ…分かりました。」



カラ松は「ふっ…良い子だ。」そう言い、頭を撫でてくれた。



私はその気持ちよさのせいか眠りについてしまった。



カラ松「おやすみ…。A…。」




ーーーーーーーーーー


【受験当日】




カラ松「おはよう。昨日はよく眠れたか…？」



A「はい。一応……でも……。怖いですっ……。私っ…もし落ちたらって考えると…」




カラ松「A。こっち向いて。」



A「えっ？」



カラ松は私の両手を握りこう言った。




カラ松「A。俺はある人にこう言われたんだ。
　 将来そのやりたい仕事に就職できてればそれでいい。
　 過程なんてなんでもいいんだって。終わりよければ全てよしだって。
　 でもそれを言う心配は無さそうだ。だってあんなに必死に頑張ってたんだ。
　 俺は凄いと思ったぞ。たとえ、落ちたとしても悔やまなくていい。
　 大丈夫だ。絶対合格できる。だから、そんな悲しい顔しないでくれ。」



A「カラ松さん……分かりました！私今までの自分を信じ、がんばります！」




カラ松「ああ……頑張ってくれ。応援してる。」





ーーーーーーーーーー

【受験合格発表】


A「カラ松さんっ！」



カラ松「どうだ？合格したか？」



A「ええっとですねっ！……私はっ！！」





俺は聞いた時……驚いた。
そして、その時の彼女の顔は……とても喜んでいた。

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