ありがとう、ごめん。

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安サイド




寝てる。





…。









…めっっっちゃ寝てる。









あと5分で撮影始まるねんけど。







安「渋やん、こいつ起きひんから先いっとくわ。」







渋「んぇ⁉︎ちょお、安！」







((ガチャ








…きついこと言うけど、そんな寝不足なるぐらいやったら、"辞めた"らいいのに。


ちょっと遅れてきたとなりに並ぶAを見ながら思う。






.







.






…あかんな。あぁ、いつからなんやろ。こんなに汚いこと考えてしまうよーになったんは。









やっぱり、1番の原因はAが僕らの前のメンバーの立ち位置にしれーっと入ってきたことやな。…女のくせに。








そのくせ、自分ばっかり仕事もらって。








ちょっとは遠慮とかないんかな？







.








.









.







…とか思ってみたり。









ほんまは、2年前の∞祭のときに、そろそろこのまんまじゃあかんなぁ、変えていかなあかんなぁ。とかも思うようになってんけど。







…それでも気付くのおそいよな。デビューから8年も経ってから気付くて…。








でもな？デビューして10年間、ずっと距離を置いて壁どんどん積み上げて、その分の分厚い壁を壊すのは測りしれないぐらい難しいし、しんどいと思う。






…どうしたらいいんやろ。









そんなこと考えてる間に撮影は終わって、俺を悩ませる種と一緒に楽屋へ戻る。俺の2歩ぐらい後をちょこちょこ歩いてる。


…もどかしい。









((ガチャ







安「ただいまぁー」








って、A何してん。








どお見ても、具合悪そうやん。









横「A？」



心配した横ちょがAに近寄る。








それに続くよーに、村上くん、丸も。









((バタッ







…えぇ？倒れてもーた。








横「おい！A！」








横ちょも、村上くんも、丸も、この楽屋におるみんなが焦り出した。




…僕もやで⁉︎







丸「どおしよどおしよ！」







錦「あ、お、落ち着け、丸！」







渋「と、とりあえず医務s大「連れてってくる。」





一瞬のことでなんや分からんかった。





大倉がAを抱き上げて、楽屋を出て行った。







…かっこええなぁ。…じゃなくて！







なんか、最近大倉くんの様子がおかしい気がすんねんなぁー。









前みたいにAの悪口言わんくなったし。









ってゆーか！Aいけるかなぁ…？

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