コード・ブルー緊急救命～Ivy～ (ページ15)

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Noside
横峯「駐車場・・・駐車場」

救急隊員「先生！怪我人です！家の中です！」

横峯「え？でも」

救急隊員「早く！」

横峯「はい！」

横峯「白石先生、紫水先生！」

白石「どうしたの？」

紫水｢何？｣

横峯「中の、山車と家の間に」

白石「ちゃんと言って」

横峯「挟まってるんです！子どもが！」

紫水「お子さんがいるんですか？
　もしそうなら、私の手を握ってください
　・・・その子はどこ？」

横峯「家の中です」

白石「その子は今誰が診てるの？」

横峯「・・・」

紫水「放ってきたの！？誰もいないなら呼んで
　何のためにシーバを持ってるの！？
　横峯は、この女性を見てて
　バイタルの変化に気を付けて
　中の状況確認してまた指示出すから」

横峯「はい・・・」

紫水｢白石、行こう｣

白石｢うん。｣

紫水「思ったよりひどい
　緋山、そっちどう？」

緋山「太った女性は下肢の開放骨折だけ
　もう一人は脱気したら安定した」

紫水「小児バッグ持ってこっち来られる？」

緋山「オッケ、フェローに管理任せてそっち行く」
緋山「お待たせ」

紫水「ありがとう」

緋山「態勢きついね」

紫水「上からアプローチする」

名取からシーバで連絡

名取「緋山先生、名取です。聞こえますか？」

緋山「なに？」

名取「出血が」

緋山「出血？あんたが診てるの浴衣の方だよね？」

名取「いえ、開放骨折の女性が」

緋山「あぁ、そっちか・・・」

紫水｢それって、破水じゃない？
大丈夫、行って」

緋山「名取！」

名取「先生！お願いします」

緋山「太ってて見落とした
　妊娠してる、破水だ」

紫水「救出急いでください」

灰谷からシーバで連絡

灰谷「紫水先生、駐車場の灰谷です
　急に呼吸状態悪くなった人が」

紫水「悪いってどれぐらい？サチュレーションは？」

灰谷「90％切ってます、意識が」

紫水「酸素投与した？意識レベルが下がってるなら気道確保して」

灰谷「挿管するんですか？」

紫水「当たり前のこと聞かないで！やれるだけやってみて。」

灰谷「はい・・・」

紫水「藤川、いける？」

藤川「悪い、転落の男性、骨盤骨折でショックなんだ｣

紫水「救出まで後どのくらいですか？」

救急隊員「３０分です！」

紫水「まずい。時間が無い。お願い。まだいて...」