1. ページ2
あれは11年前、私が5歳の頃のある寒い朝のこと――。
私の故郷、シクリネでは、珍しく雪が降っていた。
『わぁ〜！雪だぁ！お父さん、お母さん、遊んできてもいい！？』
母「えぇ。いいわよ！
でも気をつけるのよ？」
『うん！』
父「ほら、A
父さんと一緒に行こう」
『わーいっ！』
『あっ、マルクー！』
マルク「A！おはよう」
『おはよー！』
マルクは隣の家の息子で、私の大親友だった。
『エミリーもおはよう！』
エミリー「あれ、Aも来たんだ！」
『雪遊びしたくて！』
エミリーとも仲良しだった。
私たち3人はとても仲が良く、いつもいっしょにいた。
『エミリー！こっちだよ！』
エミリー「まてまて〜」
マルク「A速いよ〜！」
母「Aはきっと父さんに似たのね」
『あっ、お母さん！』
母「A、父さんはね、とても足が速いのよ！」
『ほんと！？すごーい！
でも髪や目の色はお母さんとそっくりだよね！』
母「そうね」
エミリー「Aタッチ！」
『あーあ、捕まっちゃったぁ
今度は私が鬼だよっ』
マルク「えぇぇ」
『まてまて、マルク〜』
マルク「うわぁ僕！？」
その時――。
ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ
『何！？』
ｷｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨ――‼
『お父さん！』
父「A、家の中ヘ入ってなさい」
『うん！』
母「A！こっちへ」
何、あれ…？
ｽﾞｼｨｨｨﾝ ｽﾞｼｨｨｨﾝ
辺りがまばゆい光に包まれたかと思うと
目の前ではお父さんやお母さん、マルク、エミリーが
あまりにも悲惨な死に方をしていた――。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海虎。 - コメントありがとうございます！受験生ですので、遅くなるかもしれませんががんばります！ (2021年9月12日 15時) (
レス) id: fca20e1413 (このIDを非表示/違反報告)
らむね(プロフ) - 更新待っています！！ (2021年7月2日 16時) (レス) id: 5ec7e35342 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海虎。 | 作者ホームページ：http://uminnchu.haru.
作成日時：2021年6月3日 7時
