男子6人でシェアハウス【オリジナル】 (ページ26)

今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:2,262 hit

2 ページ26

「おーい… 気分悪くない…？とりあえず車運ぶよ」

項垂れてあまり反応はないけど頷いてはくれてて、意識があることに一安心。抱き上げて助手席にのせる。
いや、めちゃくちゃお酒の匂い…あとタバコ。

「……っ、…」

まだ発進はしてないけど車の匂いもあったのか呼吸が不自然で袋を開いて渡す。

「海ちゃん、とりあえず出発するね」

「…、ｹﾞｪｯ…！」

うわ、めっちゃ急…
俯いた状態のまま喉がなると凄い勢いで大量に嘔吐し始めた。
車内が一気にお酒の匂いがして窓を開ける。

こんな量……ってことは……

「吐けなかった…？」

袋に頭突っ込んでバシャバシャ戻してる海ちゃんは多分聞こえてない。こうなる前に大体やばいと思ったら自分で吐いたりするらしいけど……そんな制御効かなそうなお客さんだったのかな……どっかの金持ちとか…？

量もだし、あんま反応無いのも怖い。
まだ袋もててるだけいいか…これ袋足りるかわからなくなってきたな。
一応良ちゃんに連絡入れとこ…
あんまり下の子に見せれる状況ではないし優くんが聞いたら心配で仕事できないだろうから、とりあえず優くんにはちゃんと迎えに行って今から家に向かう事…良ちゃんには結構危ないかもと……。

「っげぇ、っ……！」

耐えずほぼ水のような酒を戻す海ちゃん。
髪長いから横髪濡れてる…。

「髪触るよかなり飲まされた感じだねぇ…」

俺も髪長いしたまに結ぶから手首に着けてたゴムでまとめる。

「はっ……はぁっ……ん、ッ」

器官から一気に吹き出すように戻すから喉痛そうだし…一旦落ち着いてくれないかな…。

まだ車を発進出来ないまま背中をさすって袋が半分を超えてきたあたりで俺も袋を支えて
大分勢い無くなってきたけど…息はずっと荒らげたままで体勢保つの辛そうで。