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そこそこに名の知れた呪術師家系に生まれた私は、今年の春、呪術高専に入学した。
最初こそ個性派揃いのこの学校に馴染めるか不安だったが、1ヶ月が経つ頃には馴染むどころかなだめ役になってしまった。
『あれ?梢子〜、私のプリン知らない??
お昼ご飯のデザートにしようとしてたんだけど』
楽しみにしていたプリンが無くなり、後ろに座っていた梢子に声をかける。
さ〜?五条とかが食べたんじゃない??
と身の入らない返事をされ、諦めるか〜と考えていると左側からプリンが差し出された。
「私のプリンで良ければ食べるといいよ
ちょうど気分じゃ無くなった所なんだ。」
君のプリンはそこの男に食べられているみたいだしね。
そういうと夏油が私の前にプリンを置いた。
夏油の指差す方向を向くと、そこには私の楽しみにしていたプリンを頬張る 自称”最強の男”がいた。
『私のプリン、、、ありがとね夏油』
有難く夏油から貰ったプリンのフタを開き、大きく1口食べる。
『うま、』
「これめっちゃ美味かったわ!Aも今度食べてみろよ」
私のプリンだと知らずに食べきってしまった五条は全く反省しないのだろう。
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作者名:しらたき° | 作成日時:2023年10月9日 18時