激突 ページ22
早く降りなければっ！
あいつが.... あいつがいるっ！
さぁて、どうやってここまで来た？
変装か？それとも妹を脅したか？
どちらにしろぶっ殺してやる...。
一歩踏み出すたび、Aの殺意は膨れ上がっていった。
バンッ！！
勢い良くドアを開けた先にいたのは...
『来たか...』
『 お前っ...!』
膨れ上がった殺意をぶち壊すには十分だった
『政府のっ..!』
怒りをぶつけられない事への怒りが呼吸を荒くさせる。
『...君の行動は目に余る、それ以上生徒に迷惑をかけるなら退学の措置をとることになる。』
『ふーん で？また記憶でも消す？』
烏間の身長差からの圧力が出ている中、気圧されずに睨み返すA
『..また...か それでもお前はやめないだろう。』
『あぁ、やめないね 。退学しても殺しにいく。』
強面どうしの睨み合い、でもなぜか 何故か今のAは 烏間を見上げてなどいなかった。
『何故生徒の妨害をしてまで一人にこだわる、複数でやった方が暗殺成功率は格段に上がるぞ。』
これは、殺せんせーが律にいったことと同じ、協調性。 残念ながらAの協調性は乏しいようだ。
『それともなんだ？うちの生徒の実力じゃ不安か。』
『少なくともあんな殺意じゃ無理。』
続けるように問い詰める烏間、確かに運動能力ならAは長けているかもしれない...
だが。
『それなら、うちの生徒の実力を見てからいって欲しいな。暗殺技術は運動能力だけではない。』
プロから見た意見、殺せんせーを殺すには銃やナイフの技術が必要になるが、学校に行かないAはどう身につけるのか、
『あまり調子に乗るなよ、日本政府が 。あのモンスターだけが敵だと思うな。』
『お前こそ調子に乗るな。目上には敬語を使え。』
『いつからお前が目上になった。政府の犬がっ。』
バチバチと火花が散るような口論は異様な空気を漂わせていた。
ガッ
烏間の首元を掴み顔を近づけるA。
『………』
別に抵抗はしない烏間。
『とぼけんなよ。私はあん時のことを絶対に忘れない、いいな日本政府、何度記憶を消されたって思い出す。』
バシッ
Aが手を離す前に手を払う烏間。
生徒という肩書きを持ったAに対して、先生という肩書きを持った烏間。
圧倒的不利な状況の烏間、こんな時殺せんせーならどう教育するのか。
あのモンスターがじゃじゃ馬の手なずけ方なんて知っているのか。
そんなことだれが知るものか。
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リリィ - 続き気になります！更新楽しみにしてます！ (2019年12月27日 7時) (
レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
遥緋(プロフ) - みずはさん» 年初めにこんなに嬉しいことあっていいんですか…(T-T) 私もシリアス書いてますがギャグ小説も好きです笑 応援ありがとうございます(^-^) (2019年1月2日 12時) (レス) id: 04acd519f5 (このIDを非表示/違反報告)
みずは(プロフ) - この小説、本当に大好きです！以前にコメントした多くの人達がおっしゃる通り、ハイクオリティな作品で本当に面白いです！自分はギャグ小説を書いている身なのですが、このようなシリアス小説読むのは結構好きなんです！これからも応援しています！ (2019年1月1日 21時) (レス) id: 59a7a927b3 (このIDを非表示/違反報告)
遥緋(プロフ) - チョコプラさん» ありがとうございます。歓喜のあまり心臓が痛いですわ…(T-T)ご愛読よりよろしくおねがいします。 (2018年12月30日 22時) (レス) id: 04acd519f5 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプラ - 遥緋さん» このクオリティなら月一でも文句は言えないです…、高クオ漫画の隔離連載みたいな…、嫌われとかの対応もしっかりしてて、自分の小説より原作に重んじてる姿勢もめっちゃ好感持てます、どうか完結までがんばって！！ (2018年12月30日 22時) (レス) id: 1ac327dbae (このIDを非表示/違反報告)
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