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黙り込む3-Eの生徒。
『もういいでしょ、私の目的は暗殺、授業じゃない。』
と、生徒に背を向け孤児院にはいって行くA。
3-Eの生徒は訳がわからないままだった。
『殺せんせーと一緒にいるのがそんなにやなのかなー？』
『なんなんだろうな。』
殺気が薄れていくにつれ、少しづつ話し出す生徒たち。
その中で、
『多分無理だ』
らしくないことを言うカルマ。
全員が頭にハテナマークを浮かべる。
『何が無理なの？』
突然の言葉を返す渚。
『彼女さ、俺らを同じ目線で見てないんだ。』
孤児院を見つめながら答えるカルマ。
『んだと！あいつ俺らを見下してやがんのか！』
『確かに上からだよねー。』
『同等不義ってやつか。』
カルマの言葉に不満が勃発する。それもそうだろう 。常に見下され、差別を受けてきた彼らからすれば、同じE組の生徒に見下されるのは溜まったものではない。
『______そうじゃなくて。』
ざわざわとした中、真っ向否定したのはカルマ。
『下じゃない、上。』
『上？』
ぴっ、と人差し指を空に向けるカルマ。その言葉に疑問を持つ皆。
『まるで羨ましいような、そんな感じ。』
真剣な顔で話す。
『俺らのずっとすっと下にいて見上げるようにしてんだ。』
....___
沈黙
___こっちくんなよE組！！
___俺あいつと友達やめるわー
___馬鹿がうつる！！
___しっかり勉強しろよE組！
___彼女はっ
________何も知らないじゃないかっ____
E組全員に怒りが湧いた。
何が羨ましいんだっ！！差別も受けたこともないくせに！！
下から見つめるだけで！何か変わると思うなよ！！
と。
_________...!
『あ....』
そうだ...
E組全員は大事なことを見落としていた。
『え？』
『何？』
気づいた人からどんどん怒りが治まった。
『....』
握っていた拳が力なくどんどん重力に従い始める。
『____やっぱり ダメだ』
反逆性が見当たらない。
彼女の自己中さにも貶すような言動による怒りも、気づいたものから薄れてゆく。
そう____気づいたものから__
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リリィ - 続き気になります！更新楽しみにしてます！ (2019年12月27日 7時) (
レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
遥緋(プロフ) - みずはさん» 年初めにこんなに嬉しいことあっていいんですか…(T-T) 私もシリアス書いてますがギャグ小説も好きです笑 応援ありがとうございます(^-^) (2019年1月2日 12時) (レス) id: 04acd519f5 (このIDを非表示/違反報告)
みずは(プロフ) - この小説、本当に大好きです！以前にコメントした多くの人達がおっしゃる通り、ハイクオリティな作品で本当に面白いです！自分はギャグ小説を書いている身なのですが、このようなシリアス小説読むのは結構好きなんです！これからも応援しています！ (2019年1月1日 21時) (レス) id: 59a7a927b3 (このIDを非表示/違反報告)
遥緋(プロフ) - チョコプラさん» ありがとうございます。歓喜のあまり心臓が痛いですわ…(T-T)ご愛読よりよろしくおねがいします。 (2018年12月30日 22時) (レス) id: 04acd519f5 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプラ - 遥緋さん» このクオリティなら月一でも文句は言えないです…、高クオ漫画の隔離連載みたいな…、嫌われとかの対応もしっかりしてて、自分の小説より原作に重んじてる姿勢もめっちゃ好感持てます、どうか完結までがんばって！！ (2018年12月30日 22時) (レス) id: 1ac327dbae (このIDを非表示/違反報告)
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