コピーの天才はサッカーを潰すみたいです。 (ページ8)

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結果ページ8

テレビをつけると大々的に取り上げていたのはこの間の雷門とオレたちの試合。

アナウンサー達はオレのことをボロクソに言っていた

最後に、速報が流れ、アナウンサー達は驚きの表情を浮かべていた。

「速報です。
永世学園が西蔭A元選手のチームと練習試合をすることを表明しました！」

きた。かかった。

「Aさんは何を考えているんだ！あの永世学園だぞ！ゴッドストライカーがいるあの！」

「現場に駆けつけたリポーターがいます、○○さん！」

「はい！
私は今永世学園校門前にいます！
関係者によると、試合条件は1vs8の交代無制限！」

「これは、練習試合所じゃなく、遊ばれてるな…！」

「あ！吉良監督と基山監督がこちらに歩いてきました！
吉良監督は怒りをあらわにしこちらに向かってきます！」

「おい、明日だ。
明日やんぞ。てめぇと話してぇこともあるからな

来いよ！！てめぇの言う最強のガキ共を蹴散らしてやるからよ！！！」

ああ、オレの思う通りのことをしてくれる。

ははっ！
最高だよ。さいこうだ！！

今すぐにやりたいぐらいだ！！

「A元選手のチームに対抗するためにどういったチームを組むのでしょうか！」

「あいつと俺らは戦ったことがない。あいつが王帝月ノ宮と戦うために俺等の試合に出なかったからな。
だから、今の育ててる奴らは使わずに大人の俺達が相手になってやる。」

あ、やばい。今すぐやりたい

あいつらをボコボコにして俺達がどれほどマジでサッカーを潰したいのか世界に知らしめたい。

「西蔭だけずるいー！
僕達も出たいー！」

「いいや！これは俺のものだ！」

「西蔭楽しそう！」

「楽しいに決まってる！
あいつはゴッドストライカーだ！
潰したら俺がどれだけ強いのかみんな知る！」

「キーパー技は？あるの？」

「円堂のを全部コピー済だ。
それに俺には審判の技もある。」

「やっぱり、西蔭はすごい！！」

そうだ。俺はすごいんだ。

すごいからこそサッカーがつまらなくなってった。

けどそれを救ってくれたのが円堂だった。

円堂、怒ってた。涙を流しながら。

綺麗だったな…

「クロ、琥珀寝るよ。
寝て体力をつけないと」

「明日みんなついてくからね！
西蔭に何かあったら助けるからね！」

「ああ。ありがとう、では二人共オレの手を引っ張ってくれ。」

「うん！」
「う、うん！」

手を引っ張られ、寝室へと移動した。

テレビを見ると、天魔の姿があった。

泣いていた。

それだけ見えた。