コピーの天才はサッカーを潰すみたいです。 (ページ33)

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憧れページ33

「！あ、ありがとうございます！！」

ノートを受け取ると、空に掲げとても嬉しそうにしている。

「Aー！やろうぜ！！」

嫌な予感しかしない。
ボールを持ってる。
動きやすい服装
グローブ。

琥珀たちに目を向けると
雷門の子達とお話をし仲良くしていた。
自己紹介でもしているのだろうか、とても楽しそうだ。

「いってこい。
お前なら乗り越えられる。」

「…灰崎」
そう背中を押された。

オレはコートを脱ぎ、少しでも動きやすくした。
伸び縮みがしやすいズボンを履いてきて正解だったみたいだ…

「A！サッカーやろうぜ！！」

ああ、
心地よい。

昔も、この掛け声で何もかも乗り越えられると思ってた。

「…ああ、やろう。
大人のサッカーを。」

グラウンドへ入ると空気は一変して変わった。

円堂はゴール前で構えている。

オレはpkの定位置に立っている。

「さあ！こいっ！」

その掛け声一つで俺は動く。

蹴ったボールは円堂によって止められた。

「おうおう！どうした！昔は止められなかったのに今は余裕で止められるな！
豪炎寺鬼道灰崎！
お前らもやろうぜ！」

三人も混ざりサッカーをした。
途中から来た明日人、吹雪兄弟、吉良、基山、佐久間、不動、野坂、西蔭(政)

みんな混ざりサッカーをやった。

思い出したくない記憶も多々出てくる。
そのたびに立ち止まり泣いた。

涙によって視界がぼやける。

何度もみんなに心配かけた。

頑張れ！って、何度も背中を叩かれた。

記憶は消えない。

だからのりこえるしかない。