乃木坂妹短編集

リクエスト作品／齋藤飛鳥 ページ14

飛鳥side


A「嫌！嫌だ！」

飛「これやらないとAが辛い思いするんだよ？」


A「んぅ…でも嫌ぁ！」



目に涙をためながら必死に抵抗するA。
まぁ毎年の恒例行事なんだけどね笑


ソファーと壁の間の小さな隙間に体育座りをして絶対にやらない！と駄々をこねるA。


飛「みんな注射は嫌だけど頑張ってやってるよ。Aもやらなきゃ体調崩しちゃうよ？」


A「注射なんかしなくても風邪ひかない。ﾌﾟｨ」


ほっぺたをプク〜っと膨らましてそっぽを向いてしまったA。

まぁ怒ってても可愛いんだけどね。


飛「A大丈夫。すぐに終わるから痛くないよ？」

A「それ去年も言ってたけど痛かったもん…」

飛「ほら？いこ？」

なるべく怖がらせないように優しく手を差し伸べる。でも絶対にそんな誘いにはのらぬまい。と固く胸の前で手が組まれていた。

もう最終手段！

毎年毎年決行してるんだけどね笑



固く組まれた腕を掴み隙間から引っ張り出す。
Aは嫌だ嫌だ！と足に力を入れて踏ん張り手を振りほどこうとするけど残念ながら私の方が力は強い。


Aはもう心が折れたのかとぼとぼ自分の足を動かしている。

今年も私の勝ち。笑

A「ｸﾞｽﾞｯ…飛鳥ちゃんちゃんと手繋いでてね？」


飛「わかったわかった。だから頑張ろうねー？笑」


A「うん…。ｸﾞｽﾞｯ」


飛「針刺す前から泣かないのー！笑笑
終わったらAの好きなアイス買ってあげる。」


A「ほんとに？やったーー！」



なんてアイスで見事に釣られたAだけど
数分後に病院という地獄につくことを忘れている。笑
なんでそんなに鈍感なんだよ。笑


まぁそんな所が可愛いんだよなぁ。笑


注射頑張れ〜A！笑笑




-------------ｷﾘﾄﾘｾﾝ--------------
素敵なリクエストありがとうございました！
駄作ですがこれからもよろしくお願いします。

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