Time Capsule 2.［続編&番外編集］ (ページ5)

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と、こんな長々と頭の中で理由を思い返してしまったけれど、要約すれば、彼はこれからもずっと一緒に居たいと思える人って事。

最初からそう理由付ければ良かったんじゃないかとも思う。

よくよく考え直せば、結婚をするのに理由を付けてどうたらこうたら長々悩むのもなんだか失礼だ。

しかも私には彼との結婚を悩む理由こそが無い。

「もぉーっ、愛してるよぉーっ、Aちゃーんーっ、」

号泣しながら抱きついてきたソクジンさん。

普通泣くのは私の方ではないだろうか。

あまりにも泣くものだから、もらい泣きするどころか驚いて涙も止まった。

今は子供をあやしているようにソクジンさんの背中を一定のリズムでとんとん、と落ち着かせている状況。

周りから見たら夫婦だなんて想像もつかないだろう。ほんとうにおかしい人だ。

でも。
こんな面白おかしい記念日も悪くはない。

別に面白さを求めていたわけではないけど、私の中でもちろん一番記憶に残る一日になったのだから。

JN「Aちゃぁぁぁん～」

『はいはい』

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「ご結婚おめでとうございます。」

多くの人からこう言われるのは、

「結婚することになりましたので宜しくお願い致します！」

とかなんとか大声でソクジンさんがそう報告したからだ。よくそんなことを堂々と…

多分人生の中で一番恥ずかしい思い出になるはず。

だけど案外、スッキリもしている。

オープンに結婚を知らせたことで、他の社員から変にジロジロ見られることもなくなったからだ。

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