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想像を絶するソクジンさんの言葉に思わず黙り込んでしまった。
確かに年の差は感じてたけど…
JN「社長の旦那って仕立て上げてるのはそうじゃないと社員がホソクに目を向けちゃうからで、
だから、別にAちゃんを好きになるのはおかしくないし、」
『そうなんだ…』
JN「あっ、やばい、そろそろ戻らなきゃ怒られる、じゃあね!Aちゃん!また後でカトクする!!」
『えっ、あ、待って!』
これだけは伝えたい。
JN「ん?」
『私はソクジンさんしか目に入らないから』
耳元で私は伝えた。
JN「うっわ!やめてよ顔赤くなるじゃん!」
そう言って走って行くソクジンさんの耳は真っ赤だった。
『ふぅ…』
ソクジンさん、助けに来てくれたけどオフィスに戻ったらまだ大きな試練が残ってる。
嫌だなー。デスクに戻るの。
「あっ、Aさん、」
私の顔を見て明らかに分が悪そうに俯くその子。
「さっきは失礼な事言ってすみませんでした。」
『…え…』
マウンティングしてた時の表情とは打って変わって、そう謝る表情は真剣で暗かった。
ただなんとなく辺りを見渡した時に目に入ったのはギラギラ光る部長の目。私に謝るその子をじっと見つめている。
『全然、いいですよ…』
「本当にすみませんでした!」
そう謝って去って行った。
「嫌ね、女のマウンティングって。」
『部長…』
「ソクジンさん?よね?あなたの旦那さんイケメンね…」
『来たんですか?!』
「それはそれはもう、いかにも嫁を愛してますって感じで私に忠告して去って行ったわ笑」
『…なんて?』
失礼な事言ってなければいいけど…
「大好きな嫁の事、見守って下さりますか?
って。本当幸せねぇ〜羨まし笑」
『そんなっ…』
そんな恥ずかしい事言ったの?!
「女しか居ないから陰湿なイジメが出来るのも納得できちゃうけど。忠告されちゃったし、ちゃんと見守っておくわよ!笑」
『あ…ありがとうございます…』
ソクジンさんの力は偉大だ…
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作者名:ななペコ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nanapeko71/
作成日時:2019年5月31日 18時