《BTS》新人発掘課の私、無名練習生を世に放つ。 (ページ5)

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JK「チョンジョングクです。宜しくお願いします。」

もうあれから両手で数えられないくらいには受けてきた練習生テスト。

毎日努力を絶やさない彼のことを知っているからこその安心感と、同時に湧き上がる緊張感。

彼の努力がいつか認められなくなった日が来た時、彼はもう一度這い上がれるのかという不安。

JK「っ、はぁっ、」

だけど彼のパフォーマンスする姿を見ていると、引き込まれるその世界観に無駄な私情は一気に消えていく。

JK「ありがとうございました。」

＿＿＿＿＿＿＿＿難なく終えた練習生テスト。

ジョングク、キムテヒョン、パクジミンと歴の浅い3人は通過したものの。

HS「なんでよっ、…」

4人と共に闘ってきた、2人の練習生が落第した。

NJ「ここまできたのに…っ」

涙を滲ませる練習生達。
大切な仲間がいとも簡単に離れていく厳しい世界。
ジョングクも悔しそうな表情を浮かべながら、歯を食いしばり、1人密かに耐えていた。

「「ありがとう。俺らも頑張るから」」

言葉を残し練習室を出た2人が後に事務所を辞めた事は、社内で静かに話題になった。

YG「新体制7人。

そりゃあ悔しいけどさ、俺らが頑張らなきゃあいつらの存在まで失くすから。

おいナムジュン、下向くな」

NJ「あぁ、」

ここから彼らがデビューするまで、約1年。

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